……
…………え?
困るんだよね。
勝手なことをされると
ナガレ?
オレの辞書に、彼が君に殺される……なんて項目はないんだ
お、おまえ……お前は誰だ
やだな、貴方の生徒だけど
お、まえ………ナガレ。
そうだ生徒。
おまえの家族も、お前のことを……オマエの家族?
知らないよね、家族の話なんてしたことないもの。
何で、身体が動かない?
身体が動かないのはオレの所為じゃないよ
君の戯言に惑わされ、死に至った者たちの怨念じゃないかな
え?
久しぶりだね、センセ
どうして………
苦痛に歪んだ表情、写真におさめてあげるよ
なんで
私だけでなく弟の人生まで狂わせようとするなんて、赦さない
殺したはず、
殺したはず、
殺したはず……っ
カナトを犯人にしようとしたこと見過ごせない
ひぃぃぃぃ
ね、センセ………
俺たちは
………っ
ああああああ。死にだぐながっだ
ううううぁぁぁぁぁ
そこまでだ
やっと来たか
警察さんたち、遅いっ
この人、オレの親友を殺そうとして
取り押さえろ
当然ながら警察の目にはメイたちは見えない。
彼らからは三木が橘くんたちに襲い掛かる、
それをギリギリのところでナガレが止めているようにしか見えない
通報してくれた、神田カナトさんですよね
はい、事情聴取ですよね。すみません、子供たちを落ち着かせてから行きますね
橘くん、梓さんも、大丈夫だったか?
流石に焦った
殺されるかと思ったよ
刃物を隠し持っていたのは計算外だった。三木は基本的に自分で手を下さないからな
全員無事で良かった
………そうだな