どうかはじめましての方は第1話から読んでください！ この回から読み始めても絶対おもんないので…。お願いします

やちよ…っ！！！

（……）

なんだ…！？
あの化け物は…っ！！

うぅ……。やちよが……、やち…よ……

二川くん…！ 彼も危ない！！

おい！！ 浩二！
早く逃げるんだっ…！！

（……）

…やちよ

ここから離れるなんて僕にはできない…！
きっとまだ、やちよは助かる…！！

そんなっ…！

君まで奴にやられちまう…！！

この……、化け物…め………。

やちよを返せ…ッ！！

…くっ！

……

浩二っ…！！

……いやっ

くそぉ…っ！！
大事な友達を…。ふたりも…

何もしてやれなかった…。


悔しい……っ！

こっちに来る…っ

こ、来ないで…っ！

僕は大切な人を誰一人守れないのか…

待てッ！ 相手はこっちじゃ！

なんだこれは…

青年！ 彼女を連れて早くこっちへ！！ あれは試作機じゃ！ 長くは持たん…ッ！

あと…ふたりいるんだ…

…気持ちはわかる。しかし、きついことを言うようじゃが、助かる命が最優先じゃ。もう猶予はない…ツ！ 隣の彼女を守りたいのじゃろ？

こりゃ、いかん…っ！

急ぐんじゃ！

わかった…！

ごめんよ…、やちよ、浩二

しっかりするんだ！
七海ちゃん！

うぅ… やちよ……

この角を曲がった先に私の研究所がある。「四十川ラボ」とあるからわかるじゃろ。そこまで全力で走るのじゃ！

わかりました

行け！

大丈夫かい…？ 怪我はないかい…？

私は大丈夫です…。

あ、身体が半分なのは元からですんで…

うん。知っているよ。
無事でよかった…

知ってる…？

九十九折！ 今戻ったぞ

無事でよかったです…

…やちよ！ 浩二！

うぅ… やちよ……

二人は…

男の子の方は息はある。…じゃが、女の子は……

そんな…、八田さん…っ！

やちよ…

…分田くんだね？

ちと話があるんじゃが、…二人きりで

…わかりました

なぜ僕の名前を…？