佐藤

、、、

幸宏

俺の両親はさ、、

佐藤

お前が小さい頃、交通事故で死んだんだろ?

幸宏

アンタ、なんでも知ってんだな、、
だからさ、ばあちゃんが俺をここまで育ててくれたんだ、、

佐藤

で、苦労を虐げられた果てにはイジメられた訳だ

幸宏

アンタにはわかんねぇだろうさ、、、
だから俺は強くなって必ず復讐してやるって決めたんだ、、惨めにイジメられてた自分と決別して、、

佐藤

虐げられて苦労したって言うのはわかってやれる、まぁ俺にとっては過去の話しだが、、

幸宏

それなのに、、急に殺しに来ただの、殺し屋だの訳わかんねぇ!!

佐藤

あのな
確かに人間は自分が「憎んだ形」に気付けば似てくる節がある
だけどな、その反対を辿れば「憎んだ形」にはならなかった
小さい頃に言われなかったか?「自分がされて嫌な事は人にするな」ってな
お前は間違えたんだ自分がされて嫌だったんなら人にしなきゃ良かったのさ
そしてな、「大きい力はそれ以上の大きい力に潰される」

幸宏

、、、、でも、もう、遅いんだろ?

佐藤

俺のような奴に殺しの依頼がされたってのは、不幸としか言いようがない、諦めろ、、

幸宏

ちくしょぉぉぉぉ!!
死にたくねぇぇぇぇぇ!!

幸宏が佐藤に殴りかかったが佐藤は避けなかった為幸宏に殴られた形になった

幸宏

て、、テメェ、、避けれたろうが、、

佐藤

冥土の土産だ
気がすんだか?幸宏、、

幸宏

、、、、なぁ、佐藤さん
死ぬ前に、、ばあちゃんに会いてぇ、、
ダメなん、、だよな、、

佐藤

世の中は不条理だったな?
お前にとっては、、、

佐藤は宏幸の眉間に銃の標準を合わせ引き金を引き乾いた音は幸宏の命を奪った

佐藤

久々に胸クソが悪い仕事だった
苦労した人間は報われた人生を送ってもらいたいもんだがな、、
「願いと現実ってのは本当に仲が悪い」

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