朱雀

うわ、、、
どうしたんだい、佐藤君、、、
そのパン、、

佐藤

押し付けられたんだよ、、
参った本当に

朱雀

災難だったね、今回の依頼は仲のいい友人がそのパン屋さんのパンが美味いからどうしてもと頼まれて受けた仕事だったが、、
あ、そういえば、、、

佐藤

朱雀

なんか、垂井組、、、だっけ??
あそこの上部組織から、連絡が来て大変だったよ?なんか誰かわからない人の小指とかお金とか押し付けられて、、、
「死海」の朱雀さんの使いの人に無礼を働いてすいませんでしたなんてさ、、

佐藤

あぁ連絡来たんだ?
「死海」ってそんなに恐れられてるんだね、その筋の人達には、、

朱雀

最初はわけがわからない怖い人に散在電話で怒鳴られて確認に電話の為に垂井組の上部組織に確認したら、そんな始末だ、僕も久しぶりに疲れたよ

佐藤

まぁ、朱雀さんも社会奉仕に協力出来たんだ、良かったんじゃないか?

朱雀

もう、二度とゴメンだよ
あの手の手合いは暑苦しくて困る
別に気分を害したからってすぐに殺しにいくような人間じゃないのに僕は

佐藤

あぁ、そういえば、垂井組の事務所でチンピラを1人殺して来たケド大丈夫だったかな?朱雀さん

朱雀

やれやれ、殺しのないように配慮した僕の優しさが無駄になったか、、

佐藤

正当防衛だよ
俺だって銃さえぬかれなければ何もしなかったさ

朱雀

殺したら、過剰防衛だよ佐藤君
チンピラだって頑張って生きてるんだから、、さて、せっかくのお土産だ、一つ貰おうかな?

朱雀がパンを一つ手に取って口に運ぶ

佐藤

どうだい?美味しいだろ?朱雀さん

朱雀

うん、これは美味しい!
社会奉仕もたまにはいいと思える味だ

佐藤

こんな事たまにでいいケドね
生き方がブレてしまう

朱雀

そうだね
生き方のブレは死につながるからね、僕らの仕事は、、、
さて、疲れたろう、佐藤君
ゆっくり休みたまえ

佐藤

そうだね、朱雀さん
当分パン食ばかりになりそうで頭が痛いけど、、
じゃ、おやすみ、、

朱雀

おやすみ佐藤君、、

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