おばさんが

タンスの奥から指輪を出してきた。

長女

わ〜きれい!
何これ?

おばさん(姑の妹)

これは私が40代の頃
買った翡翠の指輪よ。
買ってくれって頼まれて
断りきれずにねぇ…

ああ、この話8回目だ…

ほしい物は、なんでも自分で買ったと

豪語する独身貴族のおばさん。

特にご自慢はこのはめると肩が凝りそうな

大きな大きな翡翠の指輪だ。

おばさん(姑の妹)

ママは宝石に
興味ないみたいだから、
メイちゃんにあげるわね。
大切にしてね。

私なら換金しちゃうよー

おばさんは、長女に見せると

さっさとタンスの奥にしまった。

長女

えー。しまっちゃうの?
今くれないの?

おばさん(姑の妹)

お嫁さんにいく時に
あげるわよ。

長女

なんだぁ
じゃあ、いらなーい

おばさん(姑の妹)

なくしたら大変よ。
サイズも合わないし。

長女

大丈夫だよ。
ふで箱のファスナートップの
クマがとれちゃったから
その代わりに
つけようと思ったの…

どうやら、こんな感じに

リサイクルしようとしたらしい。

おばさん(姑の妹)

えーーーーー

あ〜ゴージャスな筆箱!

 (´゚艸゚)∴ブッ

価値のわからない親子ですみません(笑)

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