そんな違和感が頭をよぎり、俺は周辺を探し回った。
ふむ、この席順、どこかで見たことある様な……それも、つい最近。ついさっき……
そんな違和感が頭をよぎり、俺は周辺を探し回った。
たしか、この並びは……
記憶を探り、辺りを見渡して、俺はやっとそれを見つけた。
そうだ! これだ。
これだった!!
それは、6月に入った今日も、変わらず5月を示していたカレンダー。
その日付の並びは、俺のクラスの席の並びとおなじであった。そして、その日付にはひらがなが……
なるほど。ここから仲間を探すのか。取り敢えずは俺の周辺の文字を集めてみるとしよう
俺の席である31日の周辺の文字を探す。
まさかとは思うが『ぶちょー』という文字を集めて『部長』と読むのか!? いや、それだともう一つのポエムらしきものに繋がらないな
ひとまず『部長』に関わるヒントがないかと辺りを探る。
そして不覚にも、それを見つけてしまった。
あった、だと!?
それは、ここ音楽室を部室として活動する、吹奏楽部の歴代部長の写真だった。
2004年 14代目部長
藤田 雄介(17)
その年の受賞数【4】
2005年 15代目部長
晴海 詩乃(17)
その年の受賞数【9】
2006年 16代目部長
小宮 文(16)
その年の受賞数【1】
それからも何枚もの写真が同じような説明とともに乗っていた。
ちなみに、2004年以前のものはどうやら取り外されたようで、日焼けの後だけが残っていた。
2015年 25代目部長
桐谷 シルク(17)
その年の受賞数【7】
2016年 26代目部長
林道 霧子(16)
その年の受賞歴【更新中】
これだけだった。今回役に立ちそうなものは何もなかった。
ハズレか、まあいいさ。それよりも、途中で見つけた、このロックされた怪しげな箱の方が気になるな
三桁の数字を入れると解除される仕組みの黄金の箱
ピアノの下に置かれていた黄金の箱。どうやら三桁の数字を入力すると箱が開く仕組みのようだ。
まあ、先にカレンダーの文字の謎を解く必要があるのだけれども
そう言って俺は、再び謎解きに取り掛かった。
* * * * *
こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。
読者さんからのコメントに合わせて、こんな風にストーリーを作っていく予定です。
間違っていても構わないので、挑戦してみた方は、どうぞコメントしてみて下さい。
それでは、今回はこの辺りで失礼します。
——今回何気にあの人が紛れ
込んでいました(笑)