東條 夕日

そうか! 
分かったぞ!?

じっくり観察して、カレンダーと長いこと睨めっこして。

ようやく僕は自分に与えられたという役職に気付いた。

東條 夕日

俺の席と同じ場所にある31日は、仏滅。つまり、仏滅の日の文字を集めれば、何かが見えて来るはずだ!!

東條 夕日

そして、見えて来る文字は、『くつこうぶり』。沓冠と言えば、今日の古典の授業でそんな話をしていたな……

正直メモのことに気を取られていて、先生の話しをあまり聞いていなかったのだが、それでも必死に思い出す。

東條 夕日

たしか、和歌における技法の一つで……歌のそれぞれの句のはじめと終わりに、ある五文字の言葉を決めて歌を作る、だったような

自分で言って、俺はあの存在に気付いた。

東條 夕日

なるほど。あのポエムもどきか

一見痛々しいこのポエムの様なものも、なるほど。確かに気を付けて見れば5・7・5・7・7の単価のリズムをとっていた。

その通りに並べてみると。

【そふわかき】・【らくえんのひび】・【のぞむのだ】・【うしときはこん】・【えいえんにほご】

東條 夕日

この短歌のそれぞれの句の頭とお尻を取って並べると、『そらのうえ』と『きびだんご』が出て来るな

こんなにはっきりと言葉が出てきたんだ。この解き方で合っているだろう。

東條 夕日

次は『空の上』と『きび団子』か。待てよ。確かあれは……

こうして俺は順当に答えを見つけていった。

次の答えの目星もとうに付いている。

俺は回答を続けるべく、その場所に向かって行った。

* * * * *

こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。

少しですが確実に脱出に近付いて参りました。順調にいけば、あと2,3話でミステリー研究部のメンバーとの再会が訪れます。

ですが、それは読者さん次第です。次の話しで再会してしまうかもしれませんし、もう少し脱出ゲームが続くかもしれません。

この構成の決まっていないストーリーを、作者の私もある意味では読者としても楽しんでおります。

今この謎解きに挑戦していただいている読者さんには、本当に感謝しています。

そして、同じように楽しんで頂けているなら幸いです。

ちなみに、今回のタイトルは、ちょうどこの話を書いている時に、私が食べていたというだけのことですので、謎解きには一切関係がありません。

ついでに言えば、九州醤油味です。皆様は、何味がお好きでしょうか? そもそも他のお菓子の方がよかったらすいません(笑)

それでは、今回はこの辺りで失礼します。

04.堅〇げポテトは美味しい! 

facebook twitter
pagetop