余計なことだよ
その1

ママ

も〜京子の部屋は汚いなぁ!ちょっと我慢できないわ。

ブーーーーーーーン

ママは文句を言いながら掃除機で京子の部屋を掃除し始めた。

ママ

これもゴミ!これもゴミ!

そして汚いものはポンポンとゴミ箱に捨てていった

ママ

あ〜ちょっとすっきりしたな。

部屋がだいたい片付くとママは掃除機を抱えてブツブツ言いながら部屋を出ていった。

そしてその日の夕方

京子

ねぇ私の部屋にあった漫画の本どうした?

学校から帰った京子がキッチンで料理しているママに近寄り静かにこう聞いた。

ママ

もしかしてあの床に落ちてた漫画の本のこと?

京子

うん。

ママ

あんな汚くてボロボロの本捨てたわよ。

京子

ふ〜ん。。。

ママ

なに、なにか文句でもある?

京子

別にない。
だってあれ。。。

京子

マイクの本だもん。

ママ

!!!!!!

マイク

ただいま。

そこにすごいタイミングでマイクがキッチンに入ってきた

ママ

。。。

ママは怖くてマイクの方に顔が向けられない。

マイク

あれ、どうしたんですかママ?

ママ

。。。

ママは声も出ない。。。ので

京子

ママさぁマイクの漫画の本捨てちゃったんだって。

京子があっさりと言った。

ママ

。。。

マイク

えっ?

京子

だから私が借りてたマイクの漫画の本をママが今日捨てちゃったのよ。

『なに。。。』

どうするママ。。。。つづく

7話:余計なことだ    その1

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