風香

こんにちは! 久しぶりの更新です!

またずいぶんと久しぶりだよな……

最終更新日を見てはいけないです……

(作者には書き溜めの概念がない……)

風香

もうやめよう……つらいから

……直球

風香

さて、切り替えて前回予告していた通り新入部員を紹介するよ!

海衣

はじめまして。海衣といいます。二年生です!よろしく!

(哲学部にくるからどんなやつかと思ったけど)

(案外――)

……ふつう?

(コクコク)

海衣

ど、どうしたの?

風香

海衣ちゃんが普通だからみんな驚いているんだよ

直球だなおい

風香

だって海衣ちゃんみんなの反応に対して不思議そうな顔してるし……

海衣

えっ? 哲学部って普通の人いないの?

いや、ここにいるのは普通の奴らばっかりだけど、現実はそうでもないんだ……

海衣

そ、そうなの……でも、大丈夫。私比較的普通のはずだから……

風香

ということで、普通の女子高生の海衣ちゃんが新入部員として加入しました! みんなよろしくね!

あぁ、よろしくな海衣

……よろしく

よろしくなのです! 海衣先輩っ!

(よろよろー)

海衣

うん! よろしく! でも先輩はむずかゆいね……

私だけ一年生なので……

海衣

そうなんだ! 了解、了解

風香

さてと、それじゃ今日は海衣ちゃんも入ったし今日は簡単な問題やってみようかな? ちょっと哲学とは言えないけど……考えること、思考することの練習にはなるよ!

風香

あなたの目の前に半分のん水が入ったコップがあります。
あなたにとってそれは「半分しか水が入っていないコップ」ですか?それとも「半分も水が入ったコップですか?」

風香

それじゃ、ちょっと考えてみようか

うーん……

…………

半分しか……半分も……

(思考なう)

海衣

なるほど! こうやって考えるんだ! 私も――

風香

……そろそろ決まったかな? それじゃ海衣ちゃんから順に答えてね

海衣

うん! 私は「半分も入っている」かな……?

あたしは「半分しか入ってない」だな

(半分も入ってる)

半分しかですね……

……半分しか入ってない

風香

意見が出そろったね。
半分も入っているが海衣ちゃんと春。半分しか入っていないが夏、秋、冬だね。それじゃ、どうしてそう思ったのかちょっと話し合ってみようか?

(コップに半分の水が入っているということは五割はあるということ。五割は多い)

海衣

半分も入っていれば多いと思うから「半分も入ってる」にしたけど……みんなは違うのかな?

コップに半分の水が入っているってことは、あともう半分入るってことだろ?だったら「半分しか」だ

秋先輩に同感です。あと半分も入る余裕があるのに、「半分も」はおかしいです。「半分しか」が妥当です

……今回はコップだけど、他のものに置き換えるとかなり少ない……例えばお小遣いが半分になったら「半分も」なんて言えない

海衣

た、たしかにそうだね……

(でも、半分はある)

海衣

そうだよね、半分はある。だから、半分しかないって考えるのは……

半分を多く感じることはできないな……半分はどこまでいっても半分だし……あと、半分あればってことを考えると……

ですね……あと半分入ることを考えると……

……あと半分入る余裕があるのなら、少なく感じるのも自明の理……

海衣

な、なるほど……

風香

議論も盛り上がってきたところだけど、ここで切るね。
今回のコップのお話は自分が悲観主義か楽観主義か知ることができる問題でもあるんだ。

海衣

悲観主義? 楽観主義?

簡単にいうとポジティブかネガティブかってことだな

海衣

なるほど……つまり私と春は楽観主義、夏と秋と冬は悲観主義ってこと?

風香

そうだね。ものごとを前向きに考えられるか、後ろ向きに考えるかによって、問題への見方も違ってくるから

海衣

ということは、今回の問題は入門編? みたいな感じ?

風香

そうそう! これを足掛かりに哲学への扉を開いていこうね!

海衣

うん! 

風香

というわけで、今回は海衣ちゃんの入部編でした! 

次はなるべく早く続きを書くからまた見にきてくれよ

ちなみに「作者は夏鎖です」

(ここ重要)

海衣

新入部員の私もいるからね

風香

それではみなさんまた会いましょう!

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