沖縄心霊体験
ー其の二ー











朝からどんよりと雲がかかった空から、小粒の雨が降り出した。





すぐ止むだろうという考えと、早く「アブチラガマ」に行きたいという思いで、カッパも着ずに走り続けた。











今思えば、この時から少し変になっていたのかもしれない。












程なく到着した「アブチラガマ」





周囲は公園のように整備されていて、不気味さなど微塵もなかった。




カズリー

ここが…
アブチラガマ…。










私は事前に教えられていた情報を元に、サイドバッグからヘッドライトを取り出した。




そう、アブラチガマとは、内部は完全に光が届かない空間なのだ。




そもそも「ガマ」とは、沖縄の言葉で洞窟や自然甌穴(おうけつ)を意味するらしい。




戦時中は「鉄の雨」と称される米軍艦隊からの艦砲射撃が凄まじく、その攻撃は地形が変えられてしまうほどだったと言われている。



その攻撃から身を守るために、多くの島民はこの「ガマ」に逃げ込んでいた。




私が訪れた「アブチラガマ」もその一つで、戦時中は多くの島民が身を寄せていたらしい。




そしてここでは実際に当時の状態を体感してもらうために、ほとんど手を加えられず、当時のまま残してあるそうだ。













もちろん照明もない。





そう聞いていた私は、先ほどのヘッドライトを用意したのであった。










入口に向かうと、小さな小屋が入口の前でポツンと建っていた。






その風貌も廃墟のようで不気味であったが、ちゃんと管理人がおり、色々と注意事項を説明してくれた。









そして最後に………















……………と。





その時はあまりの怖さにビビって戻る人がいるんだな、ぐらいにしか捉えていなかった。





しかし、このあとその言葉の真意を身を持って知ることとなる。









ー続くー









ももママ

どもども皆さん。
今回の内容は、アブチラガマについての説明がほとんどだったから、それほど怖くなかったでしょ。

ももママ

次回の話がねぇ……ヤバイんですよ。
私も書くのが怖いんですよ。

ももママ

てゆーかね、昼間に書く時間があまりないから、夜中に真っ暗な部屋の中でこの話を書いてるわけなんだけど…
この話を書くために、アブラチガマのことや画像をネットで検索しなきゃなんないわけよ…。


ももママ

怖いからさ、部屋の中のふすまとかドアとか隙間なくピッチリ閉めるよね。
隙間って…怖いじゃん?

ももママ

でね、ブログのコメントで指摘されたんだけど、前回の話の中で…
「行き帰り」⇒「生き帰り」って誤字があったでしょ?

ももママ

これもね…、怖いのが苦手な人がいるからブログでは説明しなかったんだけど…
最初は「生き返り」で変換されてさ。
普段こんなワード出さないのに、一発目でこれが変換されてマジで勘弁してよ……って思いました。

ももママ

しかも怖いワードに一発変換されたのが他にもあってさぁ。。
ただの偶然だと思うけど(思いたい)、ヤバさを感じずにはいられなかったよね…。

ももママ

途中で書くのをやめようかと思ったぐらいに、怖かった…!
書いたけど…!









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