ももママ

やぁ、カズーリ。
あ、間違えた。カズリー。
前回の赤い車と濡れた髪の心霊体験、なかなかの反響だったよ。

カズリー

カズーリでもカズリーでも、別にどっちでもいいんだけどさw
楽しんでもらえたのなら良かった。

ももママ

でー、ですね。
今日もいっちょ怖い話をお願いしたいんだが…。
ネタはあるかね?

カズリー

あー、あるある。
今でも思い出したくない怖い体験が…。

ももママ

ほんっと、霊感が強いのも大変だねー。
良かった私…霊感なくて。

カズリー

他人事だと思って…































沖縄心霊体験
ー其の1-









それは今から約9年前の10月。
日本一周の旅中であった私は、旅最後の地、沖縄にいた。




旅の最後ということで、生き帰りのフェリー代で旅資金を使い果たしてしまい、沖縄本島だけしか回ることができなかった。




そんな中私は、滞在3日目にして沖縄の戦争史跡巡りをしていた。



カズリー

大東亜戦争か……





日本中を旅するうちに知った、かの大東亜戦争の詳細。




その最後の激戦地、沖縄を知ることで、私の中のもう一つの旅を終わらせることができると考えていたのだ。




友人などから情報を仕入れ、海軍司令部壕、平和祈念公園、ひめゆりの塔、と巡っていた。








海軍司令部壕では、士官が手榴弾で自決した部屋で、空気の違いを感じ、平和祈念公園では戦没者のあまりの多さに絶句した。





そんな中、ひめゆりの塔をまわっていた私に、初老の女性が話しかけてきた。














そう言うと女性は去っていった。






少し不気味な感じを受けたが、ここ自体が不気味な空間に包まれているので、その時は気にも留めなかった。
(ひめゆりの塔周辺はかなり観光地化されていて、土産物屋なんかが並んだが、どこか空気が重苦しかった)







当時のことをもっと知りたいという考えに捉われていた私は、迷うことなく「アブチラガマ」へと向かうのであった。







しかし、この後あんな目に遭うとは………。











ー続くー




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