放課後

やっと日本での高校初日が終わりマイクは心身ともに疲れていた。

マイク

やっぱり日本語は難しいですね。
先生の言ってることが半分ぐらいしかわかりませんでした。

京子

えっ、半分も分かったの?

もしこれが英語だったら自分はほとんど分からないだろうと思う京子。

マイク

じゃぁ三分の一ぐらいかな。

京子

えっ、三分の一も分かったの?

マイク

じゃぁじゃぁ...
四分の一ですかね?

マイク

とにかく後で京子ちゃんのノート見せてください。

京子

そんなの無いよ。

マイク

そうでしょうね。
京子ちゃんは僕の隣で寝てましたから。

京子

...

そして二人が教室を出ようとすると。。。

ちょっと京子待って。マイクを紹介してよ。

クラスメイトの蘭が登場した。
クラスの女の子はみんな蘭から距離を置こうとしている。本人に言わせるとみんなは自分の美貌に嫉妬しているとのことだが実は性格が悪いからだと京子は思っている。

京子

嫌な奴が来た。

私「蘭」よろしくね。

肩にかかった髪をブワンと手で払いなが欄が言った

京子

切れよその髪

マイク

マイクですよろしくお願いします

そう言いながら何も知らないマイクは握手をしようと手を出しかけたが、日本人はあまり握手をしないことをすぐに思い出し途中で引っ込めた。

あらっマイク恥ずかしがってる。

蘭はいつもの調子で勘違いする。

ねぇ今度一緒にカラオケでも行かない?

軽く飛び跳ねながら欄が言った。

マイク

あっ行きたいです!
僕カラオケ好きなんです!
行ったことないけど。

えっ行ったことないの?
でもきっとマイクは歌上手なんでしょうね?

マイク

わかりませんが上手だと思います。

やっぱり上手いんだ。

じゃー英語の歌とか教えてもらっちゃおうかなぁ、あははは。

マイク

勿論いいですよ。

うれしい〜絶対ね。

京子

ウザッ

京子なんかさっきからブツブツうるさくない?

京子

えっ空耳でしょ。
髪がボーボーだからいつもザワザワって...。

...

じゃぁいつ行こうかマイク?

マイク

いつがいいでしょうかね
京子ちゃん?

えっ京子も来るの?

京子

このやろ〜

京子

こういう女が周りにいると人生がほんと面倒くさいわ!

マイク

もちろんですよ!

京子

ふん

....

しかしここでちょっと京子は、蘭に調子を合わせているマイクも困らせてやりたくなった。

京子

でもわたしは行かないわ。

マイク

そうですか、わかりました。

京子

えっ!
もう少し頑張って誘ってもよくない?!

マイクは本当は私と二人で行きたいのよ

それじゃぁ行くとき連絡するからね。

マイク

わかりました!

つづく

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