~僕は駆け出し薬草師~
~僕は駆け出し薬草師~
旅の記録帳
(6)
ポートゲート ~ サンドパーク
『第44幕~第49幕』
〈砂漠の異変〉編
【あらすじ】
サラサラ陸運の陸走船に乗り、
サンドパークへ向けて出発したトーヤたち。
しばらくはのんびりとした船旅が続いていた。
だが、それも最後までは続かず、
途中で不意にアクシデントに見舞われる。
それは巨大なバジリスクとの遭遇だった。
バジリスクは視線だけで石化や毒などの
状態異常を引き起こす特殊能力を持っている。
しかもそのバジリスクの光線による攻撃は
状態異常を防ぐアイテムも無効化するという
強力なものだった。
その見たこともない相手に苦戦する
船の護衛や傭兵たち。
クロードも瀕死の重傷を負ってしまう。
怪我人を救うため、
カレンとセーラは船を下りて戦闘へ。
一方、トーヤは囮となり
バジリスクの気をひくため、
フォーチュンによる遠隔攻撃を仕掛ける。
その最中、不意を突かれたトーヤは
バジリスクの光線による攻撃を受けてしまう。
だが、なぜか体に変化がない。
それを不思議に感じつつも、
トーヤは攻撃を継続。
マイルから受け取った『銀の弾』で
バジリスクに致命傷を与え、
陸走船の危機を救ったのだった。
【行程】
ポートゲート → イフリートの砂漠
→ サンドパーク
ポートゲート ~ サンドパーク:20日程度
【主な登場人物】
※各項目は旅が進むに従い、
内容が変わっていきます。
あくまでもその時点での情報であり、
新たな事実が判明した場合は置き換わります。
名前:トーヤ
職業:薬草師
種族:魔族(元・下民)
性別と年齢:男/14歳
●身分制度が撤廃され、
王城で薬草師として働けるようになった。
●ギーマに弟子入りするため、
王都から旅立った。
●下民だったことで差別されることもある。
トーヤ自身も下民だったころの名残で
気弱になってしまうことも。
●トーヤを王城の薬草師に
推薦したのはデリンで、
彼が後見人も務めている。
●勇者アレスは恩人であり親友。
定期的に手紙でやり取りをしている。
●アレスを尊敬しており、
少しでも彼に近付きたいと思って
努力を重ねている。
●薬草師としてのレベルは高い。
難しい調薬も難なくこなす。
薬の濃縮などの技術もある。
植物の知識も豊富。
●注意力が高い方で、
変化などに最初に気付くことも多い。
●調薬のための道具を持ち歩いている。
●トーヤの薬草師の師匠は
故郷の隠れ里で今も現役らしい。
ただ者ではない気配も……。
●カレンは仕事上のパートナー。
初めて会った時から
優しく接してくれた彼女に
深い感謝の気持ちを持っている。
最近は異性として意識するような
兆しもみられるように……!?
●クロードのことはいい友達だと思っている。
恋愛感情はないが、
カレンは気が気でない様子。
●天然ボケをかますことがある。
セーラに対しては
ツッコミ役に回ることが多い。
●警戒心があまりない。
純粋すぎてすぐに他人を信じてしまう。
●プレプレ村での一件ののち、
アポロとは親友同士に。
●腕力は並の人間と変わらない。
魔法は一切使えない。
●武器はセーラの作ったスタッフ・スリング。
トーヤ自身は『フォーチュン』と名付けた。
接近戦では護身用のナイフを使うこともある。
●フォーチュンによる命中精度は
戦いを経るたびに上がっている。
●戦闘経験がないので、主に回復担当。
ただし、遠距離攻撃が必要な時は主力となる。
●薬草師ならではの戦い方があると気付いた。
それによりデビルペッカーとの戦いを
切り抜けることができた。
●バジリスクの光線による攻撃を受けても
身体に異常が起きなかった。
これには何か秘密がありそう。
●ギーマに落第薬草師と呼ばれてしまった。
薬草師としての未熟さを知ると同時に、
腕を磨き続けていく決意をする。
●薬草師としての心構えと自分の役割を
より意識するようになった。
●女の子と間違われることがある。
●子犬のヘアピンを身につけている。
最初は嫌がっていたが、
今も外さないままでいる。
意外と気に入っているのかも?
名前:カレン
職業:医師(魔法医療)
種族:魔族(元・上民)
性別と年齢:女/16歳
●上民出身のお嬢様でひとりっ子。
両親は貴族。
良いモノに触れてきたおかげか、
品物を見極める眼力がある。
●洞察力に優れている。
アポロが盗人であることを見抜いた。
●医師としてのレベルは高い。
特に魔法を併用して治療する
『魔法医療』のエキスパート。
物理医療の技術も持っている。
●身分で差別をすることはない。
下民だったトーヤも
初めて会った時から普通に接していた。
●トーヤの仕事上のパートナー。
彼に調薬を頼むことも多く、
その腕を誰よりも信頼している。
●トーヤが誰かと仲良くしていると、
ヤキモチを焼くことが多い。
特にクロードをライバル視している。
●子猫のヘアピンを身につけている。
かなり気に入っているようだ。
●トーヤにギーマへの弟子入りをするよう
後押しした。
自身もその旅についていく決心をする。
●色々な行動に点数をつけることがある。
採点は辛め?
●診察魔法で患者の容態を看る。
この魔法は病気や怪我を
正確に把握することができる。
●病気についての知識が豊富。
薬についても詳しい。
分野によってはトーヤより上。
●攻撃魔法の中では氷系や水系が得意。
武器はレイピアで、
名工ムラサの作った『ミヤビ』を装備。
●滴りの石を使える魔法容量があるのは
メンバーの中でカレンだけ。
●闘気斬という剣技を使う。
集団戦で絶大な効果を発揮する。
●正義感が強く、負けず嫌い。
たまに落ち込むこともある。
●ギーマに厳しく諭され、
経験不足を強く認識することとなる。
名前:セーラ・コルネ
職業:武器職人
種族:魔族(元・平民)
性別と年齢:女/
283歳(外見は16歳くらい)
●名工ムラサの孫で、自身も武器職人。
『ケトル商店』という店を経営している。
武器以外にも様々な道具の制作や
刃物研ぎもやっている。
●武器職人としての腕は
すでに師匠であるムラサを越えている。
魔界各地にも名が知れ渡っている。
ただし、持ち主の潜在的な力を
引き出す技だけは適わないらしい。
●武器や機械のことになると
周りが見えなくなることがある。
ただ、普段は洞察力や観察力に優れている。
ギーマが仮病であることも見抜いた。
●様々な知識が豊富。保有アイテムも豊富。
そのおかげでトーヤたちが
助けられることもよくある。
●王都の商人ギルドの組合員。
組合員証は魔界の全ての町の
商人ギルドで有効。
●商人としてのレベルも高い。
知識や経験が豊富で、
一流の商人であるマイルとも
対等に駆け引きができる。
●戦闘では接近戦が得意で、
魔法はあまり使えない。
武器はバトルアックスを使う。
鍛冶をするせいか、
見た目以上に腕力があるようだ。
●バトルアックスを高速で振り回すことで、
小さな竜巻を生み出す技を使える。
●趣味は読書。
●たまにボケる。
天然と意図的の両方のパターンがある。
ノリは良い方。
●本音を包み隠さず喋る。
思い切りの良いところもあり、
決断したらすぐ行動に移す。
それゆえにヤバイこともやりかねない。
●職人だからなのか、直感に優れている。
トーヤから強い力を感じたらしいが……。
●フォーチュンの性能を
確かめたいという理由で、
トーヤたちの旅に加わった。
●船酔いをする体質らしい。
●マイルの商人としての実力を認めている。
取引相手として
付き合っていくつもりらしい。
名前:マイル
職業:商人/
サラサラ陸運 COO(最高執行責任者)
種族:魔族(元・上民)
性別と年齢:男/
不詳(外見は16歳くらい)
●ポートゲートで主に荷物の運搬を
請け負うサラサラ陸運の
最高執行責任者(副社長)。
●商人としてのレベルは魔界でも
トップクラス。
貴族などにも顔が利く。
●陸走船乗船時は指揮権を持つ。
●情報網を魔界のあちこちに
張り巡らせている。
商売に関することのほか、
社会情勢に関する情報の多くも
把握しているようだ。
●ポートゲートの商人ギルドで
理事も務めている。
理事は全部で8人いる。
●セーラのことを全てにおいて
気に入っているようだ。
●トーヤやカレンに対しても
一目置いている。
●気に入った相手には投資を躊躇わない。
●陸走船での移動中、
トーヤに酔い止め薬の製造を依頼した。
その御礼としてトーヤたちを夕食に誘った。
●バジリスクとの戦いでは、
トーヤに『銀の弾』を託した。
●武器はシャムシールを使う。
名前:クロード
職業:マイルの秘書
種族:魔族(元・中民)
性別と年齢:男/
不詳(外見は17歳くらい)
●サラサラ陸運でマイルの秘書をしている。
陸走船ではトーヤたちの世話担当も。
執事力(?)はかなり高い。
●トーヤのことが好きっぽい。
●商人としての知識や経験はあまりない。
ただ、マイルの仕事を手伝っているので
それなりの実力は自然に身についている。
本人は無自覚。
●陸走船では最高級の茶葉を使った紅茶と
王都の老舗・トイトイ屋のお菓子を
差し入れした。
その2つの相性は抜群。
●トーヤがミューリエと茶飲み友達だと知り、
密かに自分もその仲間に入りたいと
思っている。
●バジリスクの攻撃により重傷を負った。
幸い、処置が早かったおかげで
一命を取り留める。