ついてても異世界なら良いんじゃない?


異世界の始まり
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何だこれは!








今まで俺の目の前にあったモニターとキーボードが消えている







そして、俺は今自分の家にいなくて、目の前には暗き森が広がっている






この状況が、正直よく理解できてなかった。






俺は、先ほどリリーの声がした所に顔を向けてみた


















?!





リリーがゲームの中のアバターのコスをしてそこにいる、髪の色までゲーム内の色になって





もしかして、俺は、俺を驚かそうと誰かの仕掛けたドッキリに引っかかったのでは無いか?そんな事を漠然と考えていた。





テレビ局の新しい企画のターゲットに俺が選ばれて、仕組みはわからんが、それで手の込んだ仕掛けをされているとか?





俺は、その答えが今は一番現実的と思い、横にいる嫁に話しかけた








ナオト

リリー、もしかして、俺をテレビ局に売ったのかなぁ

もしドッキリなら、どこかに仕掛けられたカメラに映ってることも考えて、大恥をかかない様に怒りすぎない感じで言った


リリー

んー、痛いニャァ、あ、ナオト!どうしたのその格好?え?ここ何処??








ん?しらばっくれてるのか?











まぁ、リリーも仕掛け人なら、上手いことやってくれとテレビ局から頼まれてるはずだからな、そうそう尻尾もつかませないはず












んー、どうしようかな?ここで怒って、テレビの前の視聴者に恥ずかしい所を見せるわけにもいかないなぁ、俺がそんな人間かと誤解されちまう















ヨシッ!
ここは1つ話を合わせときましょうかね、その上でボロを出すのを待つ





うん!コレで方向性は決まったな

ナオト

お前、何でそんな格好をしてるんだよ

リリー

え?ええ??キャ、なにこの格好


そして、自分の髪を手にとって見ながら

リリー

えええ?髪の毛もピンクになってる?!

白々しいなぁ、俺の嫁は










リリー

ナニー〜〜〜?ナオトまでそんな格好して、何かの冗談?


ますます白々しい

リリー

んも~~~~~

髪の色まで染めちゃって、手が込んでるっていうか、冗談ならさっさとやめてよ〜なんか怖いよ〜

ん?俺の髪の色が変わってる?










またまたー、俺が自分の髪が短くて、自分で見れないからって、冗談もほどほどにしてくれっての

まぁ、もう少し付き合ってみるか




ナオト

リリー、体の調子はどうなんだ、どこか怪我は無いか?

リリー

うにゃ〜大丈夫みたい、で、でも、腰が抜けてぇ、ナオト〜おぶって〜

ナオト

仕方ないなぁ、ほら、首に手ぇ回して




俺は、リリーに近づき背中を向けておんぶの姿勢を促した

リリー

ふにゃ〜ありがとー

リリー

ってナオトこんなにたくましかったっけ?

え?リリーはなにを言ってんだ?












その時だ、俺たちの周りに黒い気配が近づいてきた














?あれ?なんで俺こんなこと分かるんだ?気配って?












そんな疑問を考えている間に「それ」はもう直ぐそばまで姿を見せていて、俺はリリーを背に抱きながら、剣を構えていた



?敵とは番組スタッフも考えているな、では相手させてもらいましょうか、恥ずかしい映像が流れない様に冷静に










俺は最初、着ぐるみが現れるのだとばかり思っていた









だが、目の前に現れたのはとても作り物とは思えない、身の丈2メートルもあろうかと言うオークだ








2メートルってことで日本人には中々いないだろうし


番組スタッフも外人を使うとは、相当気合が入ってるな、それとも、このリアルさはぬいぐるみに投影したマッピングがなせる技なのか?










何にしてもこのおもちゃの剣で思いっきり叩いてスタッフをビックリさせてやろう!









って?俺はいつの間に剣を持っていたんだ!?









そして俺の疑問が晴れないうちにオークが襲いかかってきた!


どうも1匹だけの様だが油断はならない

リリー

キャァァ

そうだ、リリーが背におぶさっている事を忘れかけていた

リリーに気を付け、近づいてくるオークを横によけながら、















一閃!渾身の力を込めて腹の辺りに剣を叩き込む!














へへーどうだ、本気で叩くとはビックリしただろう!しかし、なんて思いおもちゃなんだ






ん?あれ?コレ、叩いた感触だよな??何で腕がオークで止まらず回りきってんの?
























悲鳴の様な音がして、俺の顔に液体の様なものがかかる

ナオト

え?え?

後ろでリリーがガタガタ震えているのが分かる












そして、先ほどの悲鳴の様な声は一瞬リリーの声かと思ったんだが、よく考えてみるとリリーの声とは似ても似つかないものだった

リリー

あわわわわ

リリーがさらに震えている








いや今度は俺も震えが止まらない







先ほどの剣を当てたオークが!目の前で真っ二つになって横たわっている

















俺は人を殺してしまったのか?





























切れない剣と思って振ったら、実は切れる剣で、無為ぐるみの人が死んで、人殺しになってしまって、カメラに証拠まで取られて














な、何を言ってるんだ俺は、頼むこれがCGか最新の特殊撮影なんかであってくれ!





俺はそう思いながら震えるリリーを背に、いや俺も震えながら、その人に近づいていった



















頭の中を様々な責任問題が回っている、警察に殺人事件の犯人として手錠をはめられ連れて行かれる様が見える

















そのとき後ろでリリーが震えた声でボソッと言う

リリー

ナオト、、、これ、、、人、、、じゃ、、、


無いよ、、、

ん?もしかして演技はまだ続いているのか?な、ならコレも演出?





俺は愚かにもその考えでホッとしてしまった、だけれども横たわっている人の状態を震えながら調べてみて、その言葉の本当の意味を知った






それは着ぐるみでも、よく出来たロボット(この可能性も考えていた)でも、考えうる全ての考えとも違った














それは人間じゃなかった!

























皮膚は隙間なくビッチリと張り付き、流れている血は緑色だけれども確実に切られた傷口から流れ(おびただしい量だった)、少しピクピクしている、もしかして死後硬直というやつかもしれない

ナオト

何だ!これは!

思わず口に出てしまったが後ろでそれに応える様に、リリーが少しはっきりした声で喋る














リリー

オークだよ、本物の





































それから俺たちは、森を歩いていた、このまま行けば、今までのマップならば少し大きな街にたどり着くはずだ







俺はまだ混乱していたが、ここまで歩いてきて少しずつ、今いる現状が理解できてきた

ナオト

本当に異世界に来てしまったんだなぁ

リリー

んん〜ん、ナオトぉ、ん

色々な出来事が突然起きて疲れ切ってしまったのか、背中のリリーはすでに眠っている











街まで行くまで、この世界がシャンバラだという保証は無いだけれども、俺たちはあのゲームの最中にこの世界に来てしまった




なら、ここがシャンバラの中という線もアリだと思う

そんな事を考えながら歩いてると、突然足に違和感が

ナオト


俺はつまづいてリリーごと倒れこんでしまった

リリー

あいたたたぁ、もぅ!ナオトーーー!ボクを落とさないでよ

ナオト

あははは、起きちゃったかぁ、ゴメンゴメン


ちょっとひどい事をしたけれど、そこは知った仲である

リリー

んもぅー相変わらずでりかしーってやつが無いもんなぁナオトは、こーんな可愛い嫁、大事にしてよー









くぅぅ、このウザ可愛さがたまらないんだよな、惚れた弱みってやつか?





リリー

なぁに、ニヤニヤしてんのさ

ナオト

え?おれニヤニヤしてた?

ナオト

まぁいいや、日も暮れかけてるし、少しここで休もうか?ここは何となくモンスターがいない感じがするし

何か、先ほどのオークの時から俺のこんな感は鋭くなってきている感じがする








もしかして、この世界に来てから、体だけではなく、感性まで変わっているのか?






リリー

んー、そうだね、ボクも疲れちゃったから賛成ーーー!

ナオト

ところでさ、俺たちは(まだ確かめてないけど)髪の色も、服も変わっちゃたじゃ無いか、俺が逞しくなったっていうし、これも本当か?

リリー

うん、最初は気のせいかなと思ったけど、ずっとおぶさってて、確信持てたよ

リリー

確かにナオトはマッチョマンになってるのだ、クププ

ナオト

そっか、もしかしてアバターに合わせてるんだろうな、これ

リリー

かもねー


リリーが、屈託なくいつもの笑顔を見せてくれる

んんー、リアルピンクの髪のリリー、実に新鮮だ

ナオト

じゃぁさぁ


ニシシ

リリー

な、ナオト!何!そのいやらしい笑いは!?


俺はズイっと目の前に座っているリリーに近づいていった

ナオト

リリーも本当にアバター通りの性別になってるとか、ない?

リリー

え?え?な、なにせまってきてんの?や、ヤダ









俺はそれを確かめるために、リリーを押し倒し、酔わせる為に唇を奪い、、、






リリー

だ、だめぇ、いきなりーー、汚れちゃうでしょこんな森で









そしてリリーの体を弄りながら








ナオト

それがな、どうもここに来てから、なんか綺麗なんだよな、さっき倒したオークの返り血もすっかり取れてるし

リリー

え?それ本当?

赤くなりながらリリーが答える

ナオト

だから、気にしない気にしない

リリー

やーーーーーー!!ん、ん、やぁん






この後めちゃくちゃ(ry




















色々期待してなかったといえば嘘になる、だが!だが!

リリー

性別は変わんなかったねーーー

うん実に残念だ




とは言っても、いつもの通りする事はしたんだけれどね




しかし、リリーの柔らかさもいい匂いも変わんなくって実に残念というか良かったというか、うん、気持ち良かったーーーー!

リリー

まぁた、このスケベ、ヘンタイ

おまいう?













リリー

あっ!か、体が、ドンドン綺麗になっていくなにこれー?





みると、さっきまでドロドロだった(なんでかなぁー?)リリーの体から


今は透明になってちょっと粘度がなくなってきた謎の乳白色の液体(もう言うな)が消えていき











そして、みるみるうちに乾いていった

リリー

ふぁぁ、お風呂に入ってる感じー、気持ちいいーー

さっきの俺との時とどっちが気持ちいいか聞きたいと言う思いを飲み込んで、裸のリリーを包むかすかな光のようなものに気がついた








そして光が消え魔導師の衣装を脱がせた時のままのリリーになった








ちょっと綺麗で見とれてしまう










あーーーーー俺って何処までこいつにベタ惚れなんだよ

リリー

なんか、すごく気持ち良かったよ、ナオトもそう?

ナオト

ん?


そう言えば俺も風呂にでも入ったようにすっかり綺麗になってる

ナオト

んー?特に気持ち良くはなかったけど













ナオト

でも、リリーとしてる時は天国みたいに気持ち良かったぞ














リリー

そっかーこの効果、人にもよるのかもね

ち、後半丸ごとスルーしやがったな








全身が見違えるほど綺麗になった俺たちは、夜、焚き火を焚き、さすがに寒くなってきたので二人抱き合って寝て、朝を迎え、衣装や装備、そして俺は鎧を着て、最初の目的地に出発した








んーなんか物凄くスッキリしたーーー、ま、当たり前か

リリー

えーーーっと、目指すはぁ、何だっけ?












俺は、はっきりとした声で言った















ナオト

目指すはサイラスの街!








ころびそうになるリリーの手を取り進んでいく、、、
















続く......












ついてても異世界なら良いんじゃない? 異世界の始まり-1-

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