呼吸がうまく出来ていなかったのか、
酸素を送る器具が鼻に取り付けられました。
でも、そんなのにかまっている余裕はありませんでした。
「もう30分もしたら出てくると思いますよ。」
と言われましたが、
その後、何回いきんでも出てくる気配はありませんでした。
1時ごろ、先生が入ってきます。
もうすぐだと呼ばれたのだと思いますが、
それから1時間頑張っても出てくる気配はありません。
1時間半に差し掛かったころ、
先生が「吸引するか」とつぶやきました。
肩が引っかかって出てこれないとのこと。
1時間半経っていましたが、
私の中ではほんの10分ぐらいの時間に感じました。
時計を見ると、2時ごろになっていました。