出産までのお話

次の日には促進剤を使って、はるちんに会える。

はるちんがお腹の中にいてくれるのも
今日までなんだなぁと思っていると、

いつもと何かが違う気がする。

何か痛いし、張ってるような…



トイレに行ったら、なんとお印が。

明日かぁと思ってたので、
心の準備とか全然出来てませんでした。



普通は段々と間隔が狭まっていくはずの陣痛。

私の陣痛は初めから5分間隔。


すぐに病院へ行くこととなり、
旦那は病院に着いてから呼びました。

その時はまだまだ余裕がありました。


恐怖はこの後にやってきました。

はるちんにはお姉さんがいます。

そのお姉さんとは猫のひなちんです。

かあたんが4年前に会社の植え込みで拾った
キジトラのにゃんこです。

今日はそんなひなちんとのお話。

な、な(ひな、ひな)

相変わらず、言葉の最後の音だけ発音します。

呼びますが、ひなちんは絶対に来ません。

それは何故かというと…

ぽ(しっぽ)

ひなちんのしっぽをぐいー

・・・

ミミ

ひなちんの耳をペシペシ

・・・

ねーんね

本人、寝かしつけているつもりだけど、
バシバシたたく。

・・・

メメ(おめめ)

ひなちんの目に指を突っ込もうとする

ねこパーンチ

ひなちん、我慢の限界です。


この後はるちんは

ふえーん

と泣きついてくるわけですが、

痛い痛いねー
でも、ひなちん嫌がってるでしょ

と逆に怒られるわけです。

でも懲りずにひなちん攻略を夢見て、
何回も何回も挑むはるちんなのでした

pagetop