今日は絵美の家で勉強をする予定だった。
今日は絵美の家で勉強をする予定だった。
だから、俊之はバイトが終わった後、
絵美の家に行く。
しかし二人はセックスがしたかった。
絵美の家でセックスをする訳にはいかない。
そこで予定を変更して、
俊之の家で勉強をしてから、
セックスをしようと企んだ。
そして二人は一緒に俊之の家まで帰って来た。
先ず俊之が勝手口から、家の中に入る。
ただいま。
あら!?
早いじゃない。
今日は絵美ちゃんチで
勉強をするんじゃなかったの?
俊之の母が丁度、台所に来ていた。
俊之が家に上がり、
続いて絵美が家の中に入って来る。
こんばんは。
あら、いらっしゃい。
予定を変更して、
ウチで勉強をしようと思ってね。
お邪魔します。
絵美が家に上がる。
今日、絵美、泊まるから。
あんた達、まさか、セックスを
する気じゃないでしょうね!?
ばれた!?
駄目よ。
何でだよ!?
ウチに居るのは、
あなた達だけじゃないのよ。
私、この間、眠れなかったんだからね。
ごめんなさい。
いいのよ。
済んだ事はもう、ね。
だけど、今後は駄目だからね。
そりゃ、ねぇよー。
そんなにしたいんだったら、
ホテルへ行ってしなさい。
ホテルって言ったって、
タダじゃないんだからさ~。
何を言っているの。
あんた、アルバイトを
しているんだから、
それくらいは何とかなるでしょう。
そんな事を言ったってさ~。
取り敢えず、今日の分は
私が出してあげるわ。
本当!?
その代わり、次からは
自分達で何とかしなさい。
そう言いながら、
俊之の母は財布から五千円札を出した。
さんきゅ~。
俊之は母の手から五千円札を毟り取る。
まったく。
だってさ~。
ありがとうございます。
それじゃ、先ずは勉強、勉強。
そして二人はリビングを通り抜けて、
階段を上り、俊之の部屋へ行く。
俊之の部屋に来ると、
いつもの様に俊之はベッドに腰を下ろし、
絵美はテーブルを挟んだ向かいに座った。
今日はHをすんの、止めようか?
どうして?
だって、今からホテルへ行くのは
面倒だし、そうすると明日は早いから、
勉強をする時間も無くなっちゃうし。
私はその方がいいかもしれない。
そんな事を言うなよな~。
もっと、ゆっくり出来る時にしようぜ。
俊君がそう言うなら、
私はそれでもいいよ。
よし!
じゃあ、決まりな。
うん。
でも、だったら、絵美んチに
泊まれば良かったかな。
そうだね~。
明日、何時に起きるの?
四時に絵美んチへ行けばいいから、
三時半くらいかな。
そんなに早起きをするの?
絵美はもっと寝ていてもいいよ。
えー。
何だよ!?
だって、起きた時、
隣に俊君が居ないと寂しいんだよ。
そんなもん、仕方がないじゃん。
自分の家なら、それで当たり前だけど、
俊君チで寂しいのは嫌なんだ。
そんなに寂しいの?
うん。
この間、本当にすごく
寂しかったんだよ。
そっか、ごめんな。
じゃあ、明日は一緒に
早起きをする?
俊君の意地悪。
どっちが意地悪なんだよ。
えへへ。
どっちみち、絵美は明日、
ウチに居るんだろ!?
でも、一度、帰らないと、
いけないかな。
そうなんだ。
色々と持ってくるものがあるから。
そんじゃ、まあ、
俺が起きた時に絵美も起きたら、
一緒に帰ればいいじゃん。
うん。
じゃあ、私が起きなかったら?
起こさないで出掛ける。
ひど~い。
起こして欲しいなら起こすけど。
うーん。
そんな事を言われても
分かんないよ。
ははは。
じゃあ、もう明日に
賭けるしかないじゃん。
うーん。
もう、諦めなって。
そんな事を言ったって~。
それより、もうすぐ
夏休みが終わっちゃうんだぜ。
そういえば、そうだね。
今年の夏休みは
本当に楽しかったな。
私は今までで一番、
楽しかったかな。
俺も今までで一番かな~。
俊君、クロールが
出来ないのが可笑しかった。
それは言うなよな~。
だって、可笑しかったんだもん。
そういう事を言うなら、
絵美だってジェットコースターで、
凄い顔をしたところを
写真に撮られていたじゃん。
それは、もう忘れてよ~。
あはは。
それより、あれ、は参ったよな。
あれ、ね。
目の前で始めちゃうんだもんな。
本当にびっくりした。
目のやり場に困るってかさ。
うん。
でも、見ちゃうんだよね。
うん。
もう二度と見れないんだろうな。
そうだね~。
シロイルカのチンチン。
あはは。
来年はさ~。
何?
沖縄にでも行かない?
え~!?
嫌?
そうじゃなくて、
いきなりだったから、
びっくりしちゃって。
そか。
ウチの親戚が沖縄に居てさ~。
そうなんだ。
俺が絵美を連れて行けば、
絶対に歓迎をしてくれるはず。
そっか~。
だから、来年は沖縄に行こう。
分かった。
今から、ちゃんと計画を立てて、
お金を貯めていけば行けると思うんだ。
う~ん。
一年あれば、何とかなるかな。
そんじゃ、そろそろ勉強をしないと。
俊之はベッドから降りて、
ベッドとテーブルの間に座った。
そして二人は零時過ぎまで勉強をする。
その後に二人で一緒にベッドで寝た。
俊之は早起きをしなければならなかったが、
絵美が寝付くまで絵美の寝顔を優しく見守る。
幾らもしない内に絵美は寝息をたて始めた。
そして俊之も眠りにつく。
俊之は明日、絵美の父と釣りに行く予定だ。
絵美は絵美の母と俊之の母との三人で、
お菓子作りをする予定でいた。
そして俊之達が釣りを終え帰って来てから、
俊之の家で皆で夕食を共にする。
夏休み最後の日曜日を俊之、絵美、
そして二人の家族の皆で楽しもうとしていた。