■短さのすすめ
■短さのすすめ
かつて筆者は、ある本の企画に応募し、掲載されたことがあります。
同じく掲載された方は何人かいるのですが、実は筆者だけ印税が多く入りました。何故なら、二つ掲載されたからです。つまり二倍、印税が入ったのです。
筆者の分量(ページ)は二つ合わせても、他の方より遥かに少なかったです。
選考されたある方は、こうおっしゃいました。コストパフォーマンスがいい。まったくその通りです。
短いからといって、一概に、楽だとか執筆時間も短いということはありません。またボツ作の多さも見過ごせません。
しかしながら、先ほどの例において、長いものを書かれた方が二つも掲載される(書ける)ことは、あまり考えられません。やはり短いほうが有利なのです。
話は、小説投稿サイトでのことに移ります。
筆者は、そのサイトで既にショートショートを書かれていた方に触発されて、自分も投稿するようになりました。
すると、『(最後まで)読んでくれる』ことが生じて、同時に『評価してくれる』ことが多くなったのです。
それはそうです。面白いかわからない長編を読んでもらうのはハードル高いですが、極短いものなら通りすがりに読んでもらえます。
短くしようとすることで、余計な文を削る練習にもなり、おそらくは長編を書く際の糧にもなるでしょう。
短さのすすめ。みなさんはどうお考えでしょうか。