勇太に許された期間は1週間
それまでに強くならないと、即死フラグが立った
状態で戦闘をしなければならない。
仲間が待ってくれないのだから、仕方ない。

?

本当に、大丈夫?

勇太

こういうのは、慣れなんで
経験させて下さい!

?

未経験だろ?

勇太

最初は誰もが未経験です!
ちょっとだけ、でもやらせて下さい。

?

しょうがない。
やっても良いぞ!

勇太

ありがとうございます。

キャベツに攻撃を加えた!!

?

それでは、ダメだ。
もっと気持ちをのせるんだ!

勇太

こうかな?

キャベツに会心の一撃を加えた!

?

よし、次はコイツだ!
装甲が厚いから、注意しろ!

勇太

はい

勇太は分析を始めた!

?

殺(や)れそうか?

勇太

やってやります!

?

オイオイ。
傷もつかないじゃないか!

?

角度が浅いんだよ!

勇太

はい

かぼちゃを等分した!

?

良い感じだ!
此処からは、オレがやる。

勇太

はい

謎の男は瞬時に相手の急所を見極めて
目にもとまらぬ速さで斬り捌いた!
斬り捌いたモノは、別の男が抱えてもっていった。

?

少しは強くなった筈だ!
喜べ!

勇太

ありがとうございます。

~1日目終了~

勇太

これは画期的なシステムだ!
相手が襲ってこないから、
殺される心配なし。
安心・安全・お手軽とは、この事だ!

?

経験値はあまり上がらないぞ!

勇太

死んだら意味がないので、
もう少しここで修行します。

そういって勇太は深夜の厨房で一人、
剣術の稽古に励むのであった。

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