僕とギルド長は話が終わった後に下の階へ戻った
まぁ皆のいるところなんだけど
皆僕が何を聞かれたのか聞きたそうだったけど恐らくこの間の件もあり聞きにくいんだろう
うん、皆計測が終わったようだね
ではグループに1つにつき1人ずつギルド員をつけよう
皆ベテランだから万が一には助けてくれる
まぁそれが無いのが一番なんだが
僕とギルド長は話が終わった後に下の階へ戻った
まぁ皆のいるところなんだけど
皆僕が何を聞かれたのか聞きたそうだったけど恐らくこの間の件もあり聞きにくいんだろう
クロウさ~んなにを話していたんですか~?
そうですよ!
ギルド長とお話からのお呼び出しだなんて!
それはあくまで僕のことを敵視している人たちに限った話で僕のことをちゃんと見てくれる友人には適応されない
隠すようなことでもないよね?
いえ、少しほかの人と登録の仕方が違っただけです
言ったとおり属性がないので・・・
その言葉に会話を聞いていた人たちはなるほどといった顔をする
そういうことでしたか
驚きましたよ?
あはは・・・
すみません
さて・・・と
皆グループに付き一人ずつギルド員が行ったな
え?
まだ僕のグループには来ていないよ?
周りを見渡すとどのグループにもベテランっぽいギルド員がいた
ギルド長
こちらのグループにまだ来てません
あいつは・・・寝坊か?
寝坊って・・・そんなわけ
ギルド長!
寝坊しました!
見たことのある顔がドヤ顔でドアを叩き開けた
アリスト・・・お前・・・
心底呆れた表情でアリストさんを見るギルド長
”チョンチョン”
リーダさんが肩をつついてきた
あの・・・クロウさん
あの人って・・・
うん、そうだね
なんとなく言おうとしていることを察した僕は頷いて返した
お前今回の件の報酬減らすぞ?
まぁいい・・・お前のグループはあそこだ
それは勘弁してくださいよ!?
どれどれ?
はじめて会った時よりもひょうきんな感じがするなぁ・・・
アリストさんはこちらを見て顔を驚愕の色に染める
おま・・・あのときの坊主と嬢ちゃんじゃねえか!?
えっと、お久しぶりです
アリストさん
お久しぶりです
僕とリーダさんがそれぞれ軽く挨拶をする
ああ、また視線が・・・
やはりクラスの皆はこちらを見て驚いている
いや、僕も予想外だよ?
アリストさんがベテランなのはなんとなく分かるけどここで再開するなんて・・・
お前らがいるんなら話は早い
俺はアリスト・ハロン
ランクは一応Aだ
僕を含めたグループの皆がその自己紹介に驚愕する
Aランク・・・上から確か2番目のランクだ
それだけアリストさんは強いということだ
まじっすか!?
かー俺も早く立派なギルド員になりたいっす!
おう!
やる気と根性があればいつかはなれるはずだ!
がんばれよ!
1人で雄たけびを上げているボルトさんはこの際放っておこう
それぞれが軽い自己紹介を済ます
そろそろ本題に入らないと
周りのグループを見るともうすでに出発しているグループすらある
それで、今回の依頼というのは?
ん?
おお、悪い悪い
今回の依頼はもう決めてあるよ
これだ
そういって一枚の紙を手渡す
なんだろうこれ?
それは依頼書だ
今後世話になるだろうから覚えておけ
それをあっちの受付に持っていけば依頼を受けられる
それに一応依頼の内容が書いてあるから受ける前に普段はちゃんとどんな依頼か読めよ?
そして僕らは依頼内容を確認する
これは・・・遺跡調査?
今回の依頼は最近発見された遺跡の調査だ
中に魔物がいないのは確認済みだから登録したてのお前らでも安全に成功させられると考えたわけだ
何の遺跡なんですか?
いや、それを調査するんだよ
まだ魔物はいないということしか分かっていないからな
それって危ないんじゃ・・・
それって大丈夫なんですか?
ああ、罠とかそういったものは先遣隊が置くまで入って確認済みだ
だがとりあえず奥に行ってみただけだからな
さっき行ったとおり何の遺跡かを調査する
なるほど~わかりました~
いつまでお前らはそこにいるつもりだ
ギルド長が会話に入ってくる
早く行け
もう皆行ってしまったぞ?
3日間という期間があるとはいえのんびりすぎだ
そう、今回の授業は3日間掛けて依頼を受ける
というのも移動に多大な時間が掛かるからだ
だから自然にこれぐらいの期間が必要になる
へーい
じゃお前ら出発するぞー!
おー!
まったく・・・
ギルド長があからさまに呆れている
まぁ・・・うん擁護できないや