お茶って、まずここで淹れれるのか?
水道止まってそだし・・・
生きていたとしても錆びてるだろ・・・

いやいや、それ以前にタンクで給水してるんだっけか?
それって大丈夫なのか?

先ほどの自称幽霊は台所の方へ向かってしまった。
自分はと言うとテレビの前のソファーでくつろいでいる。

泥水とか出てきたらどうしようかな・・・

人の出す物に文句を言うとは・・・本当に救えんやつだな・・・

そうは言われても半ば事実だし・・・

まぁ、泥水といえば泥水だ。
しかし、茶葉を切らしていたからな。
あまり好きではないが・・・な

そう言うと、湯のみにコーヒーを淹れてきた。
それと、ほんとにどこから出したのか、チーズケーキを持ってきた。

それでも組み合わせはバッチリだね。

まぁな。
さて、砂糖はいくつだ?大吾君

甘党なので4つで

・・・・・

あれ?名乗ったっけ?

そんなわけ無いだろう。
大体、私の名前も知らないだろう?
ならば、お前が名乗ったということは絶対無い。

・・・なるほど、自己紹介をしていたなら互いに名前を知ってるはずか・・・

じゃあ、なんで俺の名前を知ってるんだ?

ん?・・・そうだな・・・

なんとなく思いついた名前を言ってみただけだ。
あまり気にするな。
実際あっているとは思わなかったが、間違っていればそれはそれで話の種になるだろう?

まぁ、君が間違いを修正しない人間であれば話は別だがな。

なるほど・・・全くわからん・・・

深くは考えるな。
考えたところで何にも繋がらんだろう。
憶測で話を進めれば深みに落ちるだけだ。それこそ愚の骨頂。

答えを見出せないままここで朽ちるだけだ・・・

さて、そろそろ話を進めようか・・・

君は何しにここへ来たんだ?

おれは・・・えーっと・・・

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