前の男の子の彼女さんもよかったなあ…。

って!!僕は一途だし!!

僕の彼女はあ…って思ってたら来た来た!!

愛渚花

祐一く~ん!!待った??ごめんね、遅くなっちゃって…。

祐一

大丈夫だよ、愛渚花(あすか)ちゃん。で、今日は何で遅くなったの??

愛渚花

今日はね、近くのペット屋さんのうさちゃんとお話ししてたんだ!そんな事してたら遅くなっちゃったよぉ…。ごめんねぇ。

……。

うさぎ…、ねぇ……。

ここでピンと来た人もいるかもしれない…。

まぁ、もう少し見てて。

祐一

で、愛渚花ちゃん。そのおっきい袋は何かな??

愛渚花

あうぅ…。やっぱりばれちゃった??

そんな大きな袋持ってたら当たり前です!!

祐一

で、何なの?

愛渚花

えっとね…。いつものお店あるでしょ?そこに、一匹のクマさんと一匹のウサギさんがいたの。その子たちとお話ししていたら仲良くなっちゃって…。それで、お家に来たいって言ったから連れてきちゃったの…。

祐一

そっかぁ!それは良かったねぇ

……。って違う違う!!一匹のクマさんとウサギさんってぬいぐるみだし!!ていうか、これでぬいぐるみ何体目だと思ってるの!?俺が知ってる限りではもう100体超えてる気がするんだけど…。ここは、彼氏として止めないと…。

祐一

愛渚花ちゃん。その、ぬい…じゃなかった…。お友達は何匹居るの?家には

愛渚花

うーん…、あ!ちょっと待ってねえ…。このノートにお友達リスト載ってるから!えっとねぇ……。

ってそのノート、分厚くはありませんか!?このノート一冊分ぬいぐるみ買うつもりなのか?

流石にそれはまずいのでは…。

まぁ、とりあえず皆も分かったろうけど僕の彼女は…

そう…。

メルヘン系彼女なんだ!!

祐一

愛渚花ちゃん、流石にそれは買いすぎなのでは…??

愛渚花

ほえっ?祐一君怒ってる…??

祐一

いや、怒ってることはないけど…。

いけないいけない…。愛渚花ちゃんが泣いているからって……。

あっ!ここで、ポイントね!!

≪POINT 1≫
泣かれても動じるな!!

僕の彼女さんはよく泣いてしまうんだ…。
僕もちょっと困っているんだよね、その辺に関しては…。

あ…、でここでもう一つ当たり前のポイントが

それは…

≪POINT 2≫
彼女にとって
ぬいぐるみは
大事なお友達!!

これをふまえてじゃないとなかなか厳しいと思う。

前にも間違えっちゃった時に…。


ああああああ、恐ろしい…。

あっ、でもでも…ちゃんといい子な部分もあるからね!

例えば…

少女A

うぇええええええん

愛渚花

どうしたの?あやや…怪我しちゃったのね。…あ!ちょっと待ってね

少女A

ふえぇ…

愛渚花

はい!これで…痛いの痛いの飛んでけ!!これでどうかな??

少女A

わぁ…!!痛くない!!お姉ちゃん魔法使いみたい!!!

愛渚花

そんなことないよ!!

少女A

ありがとう、お姉ちゃん!!ばいばい!!

愛渚花

ばいばーい

って事もあったしなぁ

はっ!!!ここでもポイント発見!!それは…

≪POINT 3≫
彼女が良い事をした時は
必ず褒めよう!

そういえば、あの時いっぱい褒めたらスッゴイ喜んだ顔してて……。

可愛かったなあ…。

じゃあ、これをふまえて最後のポイントに行くね!!

≪LAST POINT≫
彼女のどんな顔がみたい?
それはもちろん
とびっきりの笑顔!!

何が言いたいかっていうと…。

もちろん、泣いた顔も可愛いよ??でも、やっぱり一番は笑顔だと思うんだ!!だから、彼女を泣かせてはいけない…。

かと言って、甘やかし過ぎてもいけないし…。難しいところだねえ…。



まぁ、そこは適度に考えて行動してね!!




じゃあ、僕はちょっと愛渚花ちゃんとデートだから!!



じゃあね~

トリセツ9 メルヘン系彼女の説明書

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