あたりは青々しい草木で覆われている。
見たこともない鳥や小動物が
     あちこちでうろちょろしている。

ここは何処なんだろう?



まさに夢でも見ているかのごとく心地よい。



普段は都会の喧騒のなかで汚れきった空気の中で
あまり外にもでず過ごすことが多くて
これほどの緑と澄んだ空気の中で
太陽の暖かな光を受けることはないからだ。



建物はというと全て木造で舗装された道路も無く
木で作られた通路があるくらいで
車は一切走っていない。


空も飛行機の姿は無く
不思議なものが空を飛んでいる…
いわゆる魔法の絨毯のようなものが


中には風船のついた気球で飛んでいるのもいる。



どうしてあれで飛べるのだろうか?
まるで空想の世界に
迷い込んでしまったかのようだ。。。


高層ビルは一つもなく
お城のような物があるくらいで
高い建物は殆ど無い。

人の姿も見えないが。。。

少し遠くに人影らしきものが見える
近づいていくと後ろから声がする。




「人間だ!珍しいどこから来たんだい?人間を見るのは三人目だ」

と言う声がしたので振り返ると姿はない。

「ここだよここ」

少し下に目をやると…


え?猫が…立ってしゃべってる??

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