決意から過ぎること約20時間
今現在深夜二時。
先ず"奴"は"あそこ"に
いるだろう。
"あの"部屋に。。。
行動をおこす前に
確認にいかなければ…
もうあんな悪夢はこりごりだ。
肩すかしを喰らうよりは
確実に行くべきだ。
そう計画をたてるとひとまず外に出て部屋の明かりを確認しにいく事にした。
決意から過ぎること約20時間
今現在深夜二時。
先ず"奴"は"あそこ"に
いるだろう。
"あの"部屋に。。。
行動をおこす前に
確認にいかなければ…
もうあんな悪夢はこりごりだ。
肩すかしを喰らうよりは
確実に行くべきだ。
そう計画をたてるとひとまず外に出て部屋の明かりを確認しにいく事にした。
夢と同じ真っ暗闇部屋をでて…
実際は10mもないあの廊下が
果てしなく長く感じる。
一歩一歩
終わりに近づくと思うと
やたらと長く感じるものだ。
まるで修学旅行の行きのバスや電車の中のように
ゆっくりと時間は
過ぎていく…
コツンコツンと革靴が
廊下に当たる乾いた音が
辺りに響く。
誰もいない廊下を
電気のついていないこの廊下を
歩いていると
おかしな気分になってくる。
目の前にぽつんぽつんと灯る門灯が
あたかも地獄へとつながる
廊下の人魂のように
怪しく光る。
中には電球の寿命なのだろう
チカチカと点滅しているものもあり
余計と臨場感をだす。
これは地獄への入り口なのだ。
もう一人の自分と殺し合いを演じるという地獄への…
もうすぐそこに迫っている地獄と言う名の最終決戦の地への…
あれだけ長かった廊下を歩き終え出口へと着いた…