おかしい……
何かがおかしい……
そこで西倉に電話を借りて不知火に電話をかけてみた。
「?」
おかしい……
何かがおかしい……
そこで西倉に電話を借りて不知火に電話をかけてみた。
「もしもし?僕だけど。」
と、そこまで言うと何か焦った声で
「えっ?お、お前…て、三列前の席にいる?…だろ?」
とそこまで聞くと僕は怖くなって電話をつい切ってしまった。。。
不知火が僕を見間違える訳がないし…
まして三列前だろ??
今から行っても間に合わないか…
なんなんだ??
西倉も
不知火も
寮のおばちゃんも
みんな
今まで何も間違ったことは言っていなかったのだ。
やはり、もう一人の僕。
ドッペルゲンガーは確かに存在しているんだ。
この数週間。
会ったことはない…
奴が避けていたんだろう。
全ての謎が解けたような気がした…
鍵の掛かった部屋
行ってもいないのに出席扱いになっている講義。
足りない朝ご飯のお膳の数
全て…全て"奴"の仕業だったのだ!
然し奴は…さっき鏡の中にいたはず…
そうか…二人とは限らないよな。。。
きっと何人もの"僕"のうちの一人が僕に凶刃を振るってきたのだ。
そうにちがいない。。。
そうなると…
このままではいつ殺されるかわかった物ではない。