流石にみんな学校にいっているのか寮は蛻の殻。
誰もいない。。。

それとも…あの瞬間に鏡の世界に引き込まれてしまって、誰も存在しない世界に来てしまったのだろうか…

と思った矢先、目の前を西倉が通りかかった。

西倉は僕を見るなり血の気が引いたのか真っ蒼な顔をして駆け寄ってきた

「どうしたんだ!大丈夫か?何があった??」

血達磨で鏡の破片が所々に突き刺さって片手に棒切れを持って知り合いがフラフラ歩いていたら誰でもこうなるだろう。


西倉は電話が繋がらないので心配になり見に来てくれたらしい。


管理人(ただし1ヶ月に一度しか顔を見せない名前だけの管理人)
に聞いて部屋へ行ったが鍵がかかっていたので戻っていった
その時にここを通りかかったらしい。

そんな管理人だから僕が今別の部屋に居座っていることを知らないのだからかぎがかかっていて当然といえば当然だが…

起きた事を一通り西倉に話すと次来るときに迷ってしまっては大変なので部屋のことを言うことにした。


「でも今あの部屋には誰もいないよ、ちょっと前にあそこに移住したから」

と言うと西倉は

と言うと西倉は「でも三日前にあそこの明かりがついてたし、不知火があの部屋で遊んだっていってたぞ。」…

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