気球が空から帰還した後、エクリールは再度アプレとランセを呼び、後片付けを任せた。
そして、自分は意識が朦朧としているシャンスと呆然自失のサジェスをつれてフェイールの元へ行った。
気球を上げるのに予想以上に魔法を使ってしまったらしい。疲れて眠ってしまったのでシャンスは任せてもいいだろうか。
そう言うエクリールに、フェイールは何も不振に思わずに「お疲れさまでした」とにこやかに挨拶して別れた。
本人は夢にまで見た気球を見れたことでご満悦だったようで、シャンスの様子がおかしいことに気づいてはいないようだった。