「やーい、おまえんち、おっばけやーしきー!!」

・・・という、有名なセリフを知っていますか?
あれ、幼いとき私は
「やーい、おまえんち、おっばけやーっしー!!」
だと思ってたんですよ。何ですか、お化けヤッシーって。ヨッ○ーの亜種ですかね。

そんなわけで、天使悪魔連合軍は寮として与えられた建物を見に来たようですよ。






ルシファー

うっわー・・・雰囲気出てるなー・・・

ミカエル

おい、本当にここなのか。まさか迷ったんじゃ・・・。

ルシファー

この俺が迷うわけないだろ?
あってるよな、ソロモン?

ソロモン

うん、そのはずだよっ!ね、さまるん?

サマエル

その呼び方やめろって言っただろ・・・ああ、間違ってねぇよ。

ルシファー

ほれみろ

ミカエル

そ、うか・・・
しかしあれだな・・・その・・・

ソロモン

凄い建物だね・・・お化け屋敷みたい!!
ねーね、入ってみようよー!!お化け居るかなー?

サマエル

俺たちがそのお化けだろうに・・・まあ、いつまでも突っ立ってるわけにもいかねぇし・・・どうする、たいちょー。

ミカエル

サマエルの言う通り、入らないわけにもいかんか・・・だがしかしこれは・・・

ルシファー

おじゃましまーす♪

ソロモン

たのもーーーーっ!!

ミカエル

おいお前ら待て!!

サマエル

・・・ったく、しょうがねーやつらだな・・・いくぞ、たいちょー。

ミカエル

あ、ああ・・・








ソロモン

・・・中は意外ときれいだな。

ルシファー

おい、もう帰ろうぜー?

ミカエル

着々と死亡フラグを立てるな!
そしてここが帰るところだ!!

サマエル

・・・でも確かに・・・外見に比べると、これは・・・

ふふふ・・・驚いてくれたみたいだね。

ミカエル

っ・・・!誰だ!!

ルシファー

・・・この声は・・・

メフィスト

やっほ、みんな。僕、メフィストだよ。

デカラビア

ぷにょにょ~~~ん♪

ルシファー

メフィストにデカラビア・・・なるほど。これは幻影か。

ミカエル

幻影・・・!?これが・・・?
というか、そこの・・・スライムみたいなのは・・・?

メフィスト

やあ、君がルシファー君の弟君かい?
初めまして。僕はメフィスト・フェレス。こっちのぷにぷにしてるのは、デカラビアだよ。
二人で幻術の授業を担当することになったんだ。よろしくね。

デカラビア

ふにょふにょ~~~ん♪

サマエル

授業も悪魔が担当するんだな・・・

ソロモン

うわー!デカラビアちゃん!!触ってもいいかい?

メフィスト

かまわないよ。ね、デカラビア?

デカラビア

ぷにゅにょ~~~~ん♪

ソロモン

わーい!ぷにぷにだ~!!

ルシファー

入学式で姿が見えないと思ったら・・・教師役だったのか。

ミカエル

なあ・・・もしかして、天使側からも教師役が出てるのか?

メフィスト

うん。そうだよ。
ミカエル君・・・だったよね?君がよく知ってる子でいうと・・・ラファエル君が養護教諭、カイリエル君が体育教師をすることになってるよ。

サマエル

か、カイリエルの体育・・・

ミカエル

ちょっと想像したくない・・・な・・・。

ルシファー

カイリエルが体育教師とか・・・大丈夫なのか・・・?

メフィスト

うーん・・・僕はカイリエル君のこと、まだよく知らないんだけど・・・そんなに体育関連向いていないのかい?彼・・・

ミカエル

いや、真逆だ・・・

サマエル

カイリエルの集中特訓・・・思い出したくもない・・・

ルシファー

んー・・・こりゃ、ラファエルは大変だろうな・・・気の毒だ・・・

メフィスト

あ、そうそう・・・体育教師と養護教諭は二人ずついて・・・

ミカエル

嫌な予感を察知

サマエル

今すぐ逃げ出してぇ・・・

ルシファー

諦メロン☆

メフィスト

体育教師がアナフィエル君、養護教諭がブエル君だったかな!

サマエル

そんなことだろうと思ったぜ・・・

ミカエル

ホントに大丈夫なのか!?下手したら毎時間死人出るんじゃないのか!?

ルシファー

ブエルはともかくアナフィエルなんて・・・それなんて言う地獄?

ソロモン

わは~、いいぷにぷにだった~♪
で、何の話をしているんだい?

デカラビア

ぷにゅぷにゅ?

メフィスト

ああ、おかえりデカラビア。
担当教師の話・・・かな?

ソロモン

ああ!なるほど~・・・て、何でそんなに死にそうな顔してるの?みんな・・・

ミカエル

ソロモン・・・

サマエル

そういやこいつ人間だったよな・・・大丈夫なのか・・・?

ルシファー

断言はできないが・・・あの癖のある悪魔を大勢仕えてるんだから、下手したらそこらの悪魔より体力はあるんじゃない?

ミカエル

まあ・・・そうだな・・・
ソロモンの体力は人並み外れたものがあったから・・・

メフィスト

魔力もものすごく高いからね・・・少なくともデカラビア以上は膨大な魔力を保持してるよ。
下手したら僕よりもね・・・

ソロモン

魔力なら、少なくとも72柱たちには負けない自信があるよ!

ルシファー

負けちゃったら逆に問題だな。

サマエル

こいつ、実は結構凄いやつなんだな・・・。

ミカエル

一度ソロモンが率いる悪魔どもと僕の部隊で、本気で戦ったことがあったが・・・結構ギリギリの勝負だったな・・・

サマエル

たいちょーの部隊がギリギリ・・・!?

ルシファー

あの戦いは白熱したな~。
随分楽しませてもらったぜ。

メフィスト

あの時はソロモン側が負けたというか・・・その前にソロモンが限界を迎えちゃったんだよね・・・あとちょっとだったのに。

デカラビア

ぷにーー・・・

ソロモン

私も年だったからねぇ・・・しょうがないっちゃしょうがないけど・・・デカラビアや他の72柱たちには悪いことをしたと思ってる。

メフィスト

ところがどっこい。
僕が知ってる限り、72柱たちからのソロモンへの信望は厚いよ。そこのデカラビアもね。

デカラビア

ぷにゃ!!

ソロモン

それ、本当かい・・・?

ルシファー

メフィストは嘘をつかない。信用していいぞ。実際お前への信望はかなり厚いしな・・・

ソロモン

・・・・・・

ソロモン

はは、なんだろう、ちょっと泣きそう・・・

サマエル

・・・よかったな、ソロモン。

ソロモン

・・・うん・・・!

ミカエル

・・・いっそのことソロモンたちに頼んで魔界征服してもらった方が早い気がしてきた・・・

ルシファー

お前今の話の流れでよくそんなゲスイこと考えられるな!?

ミカエル

だから読心術を・・・ってこんなことのためにテレパシーを使うな!!

サマエル

どうした、たいちょー?

ミカエル

・・・いや、何でもない・・・




最後はちょっとしんみり・・・たまにはこんなのもいいでしょう!!

さて、ここまで読んだ人はわかるかもしれませんが・・・おっと、これ以上はまた次回!!

次回は、しゃれっ気のないこの学園生活に、ちょっとお花を添えてみましょう・・・!



・・・はず!!

お化け屋敷かと思ったら自分の家だった件について話し合おうじゃないか(ゲン○ウポーズ)

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