お前も行くだろ?

勿論。
でも、あの子は?

あの子と、言うのは隼のことだろう。

精霊

その子なら問題ないよ

見た目的にはとても押さなくて
か弱そうな女の子だ。

梟は魔法が解けて、自身の姿に戻っていた。

精霊ちゃん!

精霊

この子どうすればいい?

失敬。
隼が迷惑をかけた。

精霊

頼まれただけだから・・・

ありがとう、精霊ちゃん。

精霊

うん、じゃあね

すると、魂のような塊になって消えた。

一見、ファンタジーのような世界だと
思う人もいるかもしれないが、
ここではそれが当たり前なのだ。

なぜならここは___







『御伽ノ世界』だから。

他言した場合は・・・

消されるんでしょ?
そんなことしないわよ

なら、いい。

あちゃー。
呪文が解けちゃったか

すまん。
解いたのは俺だ。

やっぱり、管理人さんって
凄いんだね!?

そうか?
まあ、これが仕事だしな

少しだけ、語弊があったかもしれない

これも仕事の一環だ。

狐さん・・・と誰?

管理人さん、許可を

狸は跪いて、お願いをした。

こういうのもここでは当たり前の礼儀である。

了解。

こんにちは。
改めまして、狸です。

狸!?

お前ら、もう行くぞ
予想以上に時間がないようだ

どこに向かうんですか?

社だよ

社と言うことは
物語に行くってこと?

それもあるし、
会っておきたい人がいるんだ

そう言うと社へ向かっていった。

門を潜るとそこに待っていたのは___

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