俺が入ってる部活、それは演劇部である。
しかし、そこらへんの演劇部とはわけが違う。
部員が21名。
その中に幽霊部員が16名と過半数を超えている。
さらには経験者がいない、発表するのは文化祭の時だけという、低レベルの活動内容である。
この学校は全ての生徒が部活に入らないといけないというルールが存在しており、入るだけ入って部活に顔を出さないという生徒がいる。特に演劇部は多い。
そいえば、文化祭って7月だったよな?
俺が入ってる部活、それは演劇部である。
しかし、そこらへんの演劇部とはわけが違う。
部員が21名。
その中に幽霊部員が16名と過半数を超えている。
さらには経験者がいない、発表するのは文化祭の時だけという、低レベルの活動内容である。
この学校は全ての生徒が部活に入らないといけないというルールが存在しており、入るだけ入って部活に顔を出さないという生徒がいる。特に演劇部は多い。
そいえば、文化祭って7月だったよな?
前置き長すぎてうざいですよ。
お前何言ってるんだ・・・
お前だなんて嫁のように気安く呼ばないでください。
そうだな、悪い悪い。
俺は作り笑顔で答えた。
そう、俺は今、羽柴というすごくめんどくさい女に、優しく、そう、とても優しく、どんな言葉が返ってきたとしても、様々手法使って切り抜けてきた。
まあ、部活の説明はこんなところで。
ところで羽柴は経験あるのか?
実はまだ経験ないです。
まあ、そうだろな。
納得するのかい!!
by長谷川多苦身風に言ってみました。
俺のマネをしないでくれ!
しかも俺の名前、そんな悲しい漢字じゃないわ!!
初めてなので、色々教えてくださいね。
俺は今、羽柴が演劇について経験者かどうかを聞いてるはずだ。
そうだよな?俺っ!!!
とりあえず話をそらそう
そういえば、なんで羽柴はいつもですます口調なんだ?
羽柴なんて友達のように気安く呼ばないでください。
じゃあ俺はユーのことをなんて呼べばいいんですかねっ!!
長谷川拓実(笑)
でどうでしょうか?
俺の名前じゃねえか!
しかも、最後に(笑)とかいれるなよ!
もうめんどくさいので何でもいいですよ(ショボン)
落ち込んだ!
突然悲鳴があがった。
何だ?
!!
俺と羽柴はほぼ同時に悲鳴があがったドアの方向を見た。
はっ!
こいつの名前は月島彩佳。俺と同じ二年で、幼馴染。
そして俺の唯一の友達。
彩佳?
・・・・
赤髪、ツンデレ、美少女・・・・
おわた、おわた、おわた、わろた、おわた・・・・・
なんなのこの女、まるで拓実の理想のタイプ・・・
なんか言ったか?
な、何にも言ってないわよっ!!
しかも、部室で二人きりで経験してるとかしてないだとか、私でもそんな話したことないのに!!
大丈夫か、おまえ?
べ、別に何でもないしっ!
まさか、私がこっそり話を聞いてる前にもっとあんなことやこんなことを?
大丈夫じゃねえだろ!
なにさっきから発狂してんだよ!
は、は、発狂なんて、するわけないいじゃない!
そもそも、その女誰なのよっ!!!
ああ、ちょうどよかった、彼女は
か・か・かの・・・・
え?
な、なるほど、大体わかったわ!
そ、そう、あなたが!
ふぇ、へー、あっそ!
はじめまして。
羽柴と言います。
そ、そう、よろしくてよ!
お前、本当に大丈夫か?
何、私のこと心配してくれているの?
バッカじゃないの?
バッーカ、バッーカ!
はいはい、俺はバカですよ~
俺はすんなり受け流した。
その言葉は私も同意見です。
さようですか!
ところで、彩佳がなんで部活来てるんだ?
なにそれ、まるで私がお邪魔虫みたいな言い方!!
ひどい(泣)
そうですか!
そうですよね!
はいはい、バイバイ!!!!
そうして彩佳はどっかにいってしまった。
・・・・
まあ、よくわからないやつなんだ!
あなたよりとてもわかりやすい人でしたよ。
わかってないのはあなたでしょ。
そうか?
まあ、話を戻そう。
この部活についてなにか質問はあるか?
特にはありません(笑)
まだその流れ続いてるのかいっ!!
こうして、なんだかんだで今日の部活は終わった。
校内の案内は事前に見に来た時に把握したらしい。
そうして、俺は家へと向かった。
・・・・・
なんか今誰かに見られたような・・・・
おかえり、お兄ちゃん!(^^)!
ああ、ただいま。
ねえねえ、お兄ちゃん ^^) _旦~~
マジカワヤバス
一応言っておこう、俺はシスコンだ。
どうした、我が妹よ。
ドンマイだよ(=゚ω゚)ノ
は?
今日クラス替えだったんでしょ?(..)
まあ、そうだな。
お兄ちゃん、学校に行くときハイテンションだったのに、今はこんなにもローテンションだから、珠美的に心配してるんだよ?(; ・`д・´)
大丈夫、生きてはいけるはずだ。
私もロリショタ受けようかな?
お兄ちゃん心配だし((+_+))
妹にそこまで心配される、俺って一体・・・
悪いことは言わない、あそこはやめとけ。
わかった、お兄ちゃんみたいにならないようにがんばるね('◇')ゞ
そうだな、頑張れ(´;ω;`)」
こいつの名前は長谷川珠美。俺の妹だ。
今年受験生なのでぜひがんばってもらいたい。
俺と珠美は訳あって叔母さんと一緒に暮らしている。
叔母さんは朝から晩まで仕事のため、俺と珠美で家事やらなんやらしている。
そんな家だけど、やっぱり家は落ち着く。
今日も疲れたし早く寝るか。