あー、いっそ今この瞬間、ただちに僕の心臓なんて止まっちゃえばいいのに!!

君が唐突にそのようなことを口走るとはな。
元気だけが魅力の君が、そんなことを言いだしたら本当に何が残るのかわらかんな。
一度平手打ちとかしてみた方がいいのだろうか。

だって君の…君のさ…

ほほう、君がそんな風に言うのは私のせいだって言いたいのか?

そうだよ、君のせいだ!

面白い。喧嘩ならいつだって買ってやる腹づもりでいる。
ほら早く遠慮せずに掛かってこい。死にたいなど二度と言えないようにしてやるから。

ん?別に僕死にたいなんて言ってないよ?

は?
君はさっき心臓が止まって欲しいとか宣っていたじゃないか。

それはそのままの意味だよ。
今君は何をしている?

私が?
君を抱きしめているが、それがどうした。

だーかーらー

このドキドキうるさい心臓が止まったら、君の鼓動がよく聞こえそうだなって…

……なんかわからないが、とても変態的な感じがするぞ。


でも…ちょっとだけ嬉しい気もする。

いひひひひ~♪

しかしだな、心臓が止まったら私の鼓動を聞く前に君が死ぬだろう。
もしかしたらそれを見て驚いた私の心臓まで止まるかもしれんな。

大丈夫だよ、僕は元気が取り柄だからね。
ちょっとくらいの間心臓止まったって大丈夫だって。

…はぁ。

ばーか。

ひどい!!

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