朝起きて、準備して。良い時間になったのでメイド喫茶のスペースに顔を出す。寒いけれど、ご主人様を迎えるこのスペースに来るとしゃきっとする。
おはようございます!
朝起きて、準備して。良い時間になったのでメイド喫茶のスペースに顔を出す。寒いけれど、ご主人様を迎えるこのスペースに来るとしゃきっとする。
深春ちゃんに、お手紙が来てるよ
オーナーさんから手渡されたのは、消印のないお手紙。
中を見てみると、
18時に君に魔法をあげよう
なんとも謎なお手紙だ。
気にはなったけれど、18時ならまだメイドのお仕事中だ。
困っていると、
ちょうど交代の時間でもあるから、その時間に外でビラ配りしてくれるかな
!ありがとうございます!
オーナーさんはニコニコしている。誰からの手紙なのを知っているのかな?
気になるけれど、そろそろご主人様をお迎えする時間。
ポケットに手紙を入れて、気持ちを切り替えた。
ビラ配り行ってきます!
外は寒いから、コートを羽織ってビラ配り。
コートを来てしまうとメイドと判るのか疑問に思うこともあるけれど、寒さには勝てないのでしょうがない。
配り始めて少し経つと、目の前にサンタさんが現れた。
はわわわ、サンタさん?
と、ちゃんと見るとプロデューサーさんだった。
なんだ、プロデューサーさんだったんですね。お手紙びっくりしちゃいました
すると、プロデューサーさんは肩から担いでいた袋から、箱を取り出した。
え?プレゼント?私にですか?
箱をゆっくり開けると、中から手袋が出てきた。
わー!私手袋持ってなかったんです!ありがとうございます!プロデューサーさん!
すぐ様手袋を付けて、プロデューサーさんに見せた。
ありがとうございます。大事にしますね
寒かったけれど、とてもあたたかい、プレゼント。