国語教師の桜先生は地面に手をつけると逆立ちでゾンビに近づく。

行きます!!

 何をするのかと思えばそのまま回転を始めたではないか!

 カポ○ラか! 

 目にもとまらぬ速さで動く手! 

 それに合わせ上下逆転した下半身が回転する! 

 蹴りは最早刃となってゾンビの首をいくつも抉り取る! 

またつまらぬ物を蹴ってしまったわ

 その靴先は、剣でできていた。

良いもんみっけっ

 体育館には勿論体育に使う道具が安置されている。中には外で使う野球用のバッド何かも置かれており、それを持った野球部部長が桜先生が蹴り飛ばした首をカキーン、カキーンと心地よく吹き飛ばしている!

 人間の首からする音ではない! 

 一つ間違えば潰してしまう程に弱い首を、狙いを定め上手く飛ばしているのだ!

 蹴り飛ばされ吹き飛ばされた首はその二つの反動を以て速度を威力を向上させる。

いらっしゃーい

 それをサッカー部部長がさらに蹴るとバラバラになった肉片が辺り一面に散らばった。

 血の中で笑うサッカー部部長。

 蹴れればもうそれで言い。

 最早生きては─もともと死体なのだが─いないゾンビの頭も、まだ生存しているゾンビの頭も、どちらと気にせず蹴り続ける!

やめてくれええええっ!!

 阿鼻驚嘆。この世は正に地獄と化していた。

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