破天荒な旅を繰り返してきた勇者一行
そんなある日の事
勇者一行に説教をする謎の生命体が現れる。

謎の生命体

勇太とその仲間達、お待ちなさい!

勇太

誰だ、俺の事を呼んだのは?

みほ

私じゃないよ

みずき

あんたの事、呼ぶわけないじゃん!
汚らわしい。

謎の生命体

私ですよ、私。

勇太

おっ、一時期流行った私私詐欺か?
俺様は、金ないぞ!

謎の生命体

違いますよ

勇太

金が無い理由は簡単だ。
そこのペットが、飯をよく食べる。

龍王

ワシの事か?
勇太より食費かかって無いぞ!
あいつエサは狩れって言うし、
飲料水だって雨水だし・・・。

勇太

あと、あいつだけ
やたら装飾品が多いんだ!
俺らの金、勝手に使い込みやがった!!

みずき

当たり前じゃない、私が稼いだお金よ!
自由に使うのは当然。
私あってのチームでしょうが!!

みほ

みずきちゃん、モンスター倒さないでしょ~
汚れるからって・・・。

謎の生命体

痴話喧嘩はその辺りにして

勇太

お前のせいだ!
殺す!

みずき

みほ、魔法でやっつけなさいよ!
私はパスよパス。
なんか、キモイし。

みほ

も~。
また始まった。
私ばっかりなんだから。

みほ

覚えたての召喚魔法で、
かっこいいところを見せるんだから。

みほ

○▲▼◇

住民A

ここは、何処??

住民A

また、貴様らか~!

みほ

ほら、クマちゃん。
そんな事、言っていいのかな?
目の前にいる子に殺されるよ。
それとも、私たちに調理されたいの?

住民A

誰だよ、この性根の腐った連中を
勇者一行と称えた奴らは。

怖いから、あいつを倒そう!

謎の生命体

なんの茶番だ?

住民A

必殺、クマパンチ

謎の生命体はひらりとかわした!

謎の生命体

○◎▼▲

住民Aは消えた

みほ

なんてひどい奴。
無関係の子を、巻き込んだ。
ひど~~~~~い。

謎の生命体

なんだこいつ

謎の生命体

話しても無駄なので、眠らそう

謎の生命体により、勇者以外眠ってしまった。

みずき

勇太のバカ

みほ

みずきちゃんより、私のほうが可愛いんだから

龍王

・・・・

勇太

お~、お前スゲ~な!
こいつら、寝ちまったよ。

だけど、俺寝てないし
俺のほうがスゲーだろう!!

謎の生命体

こいつバカか?

謎の生命体

勇者よ、
貴様は何のために勇者となったか忘れたのか?

謎の生命体

数々の悪行が、
天界にも届いておる。
今一度、やり直せ!

勇太

今度は、壺でも売りつける気ですか?
その手には引っかかりませんよ。

壺に興味無いし。

謎の生命体

バカ野郎!!
お父さんは、
そんな子に育てた覚えはありません。

勇太

ボロをだしたな、くそ野郎。
親父はとっくに死んだぞ!
モンスターにやられてな。

勇太

そのせいで、
勇者にさせられたんだ。
遊んで暮らしたかったのに。

謎の生命体

だから、目の前に居るだろうが。
勇太よ。

勇太

お前が親父と言うなら、それで良い。
積年の恨み、受けてもらうぞ!

謎の生命体

何故眼光が鋭くなるのだ?

勇太は謎の生命体(親父)に切りかかった。
親父はとっさに呪文を唱えた為、呪文を間違えた。

謎の生命体

しまった!
慌てて攻撃の呪文を選択してしまった。

勇太

む、無念

勇太は帰らぬ人となった。
死んだはずの親父の攻撃により・・・。
愉快な仲間たちは、今だに眠り続けている。
いつ、起きるのか?
勇者不在で物語は進むのか?
こうご期待

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