ところで女子力ってなんなんだろうね

私に聞かれてもわからんな

料理が出来たら女子力、ばっちりメイクをしてたら女子力、可愛いものが好きだと女子力。

女子力があると魅力的な人だっていう意味合いだっていうのは伝わってくるんだけど、結局評価の基準がわかんないんだよね。

料理など生活力の部類だし、メイクなど社会性で括れる話なのに、女子力と呼称するあたり、世間は新語に飢えているのかもしれんな。

まぁでも簡単に言葉にするならば、一般的な「男に好かれそうなもの」をどれだけ持っているかということだろうな。

数多の非難を恐れずに素直に言わせてもらえるならば…
女子力は男に好かれたい女が描いた妄想と願望の、割と薄ら寒いモノの結晶なのだろう。

おぉ、なんか手厳しいことを言っているのかなというのは何となくわかった。

そこまで分かるとは、君にしては頑張った方だな。

褒められちゃった。

つまりだな、女子力で評価されるのは一般的な男性の、平均的な感性によって選ばれた『好かれる言動や行動、趣味嗜好』などのことだろう。

だけれど考えてみてくれ。全てが平均的な男性などこの世にいるわけもなかろう。
一人の平均的な男を取り出して考えてみても、八割方平均的だとして、残りの二割くらいの項目は平均から外れるモノだ。

つまりだ、女子力と言われるものを全て網羅したとしても、その相手にとって魅力的な女性であるかどうかは別問題ということだ。

なるほどなるほど。

でも、なんでそれが女の願望だっていうことになるの?

一般的に『男に好かれるモノ』を身につけたいということは、つまりだな、

個々の人間を見ていないということだ。
多くの男性に好かれたい、
もしくは誰でもいいから好きになってもらえる確率を高めたいということ。

特別な『誰か』に好かれたいというものではない、恋に恋している頭お花畑な人間くらいしか、そんなものに興味を示さないだろう。

あー、なんとなくわかったかも。
好きな人に好かれたいなら、求めるのは誰にでも好かれる女子力じゃなくて、その人だけに好かれる「魅力」だって感じかな。

そういうことだ。

じゃあ僕も『男子力』を磨くんじゃなくて、君の彼氏としてちゃんと君に好かれる努力をしないとね

それは本当にやめてくれ。

なんで!?

これ以上好きになったら、すぐにでも君のお母さんに土下座をしてしまいそうだ。

「世界一幸せな息子を世界一幸せな旦那にしてしまう私を許してください」

とね。

そこは「息子を下さい」とかじゃないんだ!?

君は誰のものでもない、君のものだ。
そして母親が反対しても、君は君の意志で私と結婚をする。そうだろう?

それは…そうだけど

ははっ、ありがとう。
絶対幸せにしてやるからな

それ、僕が言いたいセリフなんだけど

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