このお弁当美味しい!
意外にもに料理上手だよねー
意外という言葉さえ言わなければ、君は本当にいい奴なんだがな。
まぁ、そういう素直なところも嫌いじゃないが。
こういうのを女子力っていうらしいね!
僕の彼女は女子力が高い!
あの「女子力」という奴は私もよくわらかないが、まぁありがたく褒め言葉として受け取っておくよ。
君にも知らないことがあったの!?君はなんでも知ってると思ってた!
君がこれほど馬鹿だったということも知らなかった。
何でも知ってるわけないじゃないか。まだ十数年しかこの世にいないのだ、自分のことすら正直まったくわかっていないよ
何言ってるのさ、君は君で僕は僕。
そんな難しいことじゃないよ
ある種哲学的な言葉に聞こえてもいいセリフなのに、君が何も考えていないだけとわかってしまっていることが非常に残念だ。
私はどのようにして脳が思考しているのかもしらないし、どうやって心臓が拍動しているのかもしらない。はては、たかだかたった一つの細胞だった私が、生命として思考し拍動するようになったのか、そのスターターの銃声すら私は聞いた覚えもない。
まぁ、つまるところ人が理解できるものなど人が作り上げたものくらいだということなんだろうな。それ以外に何か理解出来ているとしたらそれは奇跡のようなものだろうな。
ごめん、さっぱり何言ってるのかわからないや
つまり君が馬鹿だと理解できたこの状況は奇跡だということだ
バっ、バカじゃない!……と良かったんだけどな!
あー、でももう一つ奇跡があったな
なに!?僕がヘタレだとかそういうこと!?
違う。
君が私のことを大好きだというのを私はちゃんと理解しているぞ。
なんだー奇跡ってそんなことか。
そんなことなら僕も知ってるさ。
僕は君のことが大好きだ。
それに君も僕のことが大好きだ!
……そうだけど、そうなんだけど。
なんか君に言われると腹立たしい。
けど大好き。