“グラミーソルト”ラ・イ
「労働のあとの飯、これ最高、な!」
●満腹の友
ニューフェイスの最下層には、今だ堀り尽きぬ鉱脈と、そこで作業する工夫たちの姿が、前時代そのままに残されている。
彼らの労働は厳しいが、払われる対価は相応のもので、それが鉱脈に常に新しい人員を送り込む一因となっている。
そんな工夫たちの一日の楽しみが、食堂『グラミーソルト』の大盛り飯である。山のように重なった厚切り肉。抱え込むようなパスタの大皿。店主である大柄な偉丈夫、ラ・イは先住民ながらエンジン人向けの味付けにも長け、なにより店名にもなっている塩の扱いが抜群に旨い。滝のような汗をかく工夫たちにとって、その塩味は命の味なのだ。
●融和を願う呪術師
その味付けのルーツは、先住民の秘伝、人心を操る呪詛の業だ。ラ・イがひとたび本気を出せば、料理だけで人の心を煽り、混乱も暴動も自由自在に起こせる。憎きエンジン人、先住民の仇を弄べるのだ。
だが、彼はそれをしない。
先住民の呪術師は、人を呪う業と、人を愛する心を同等に学ぶ。愛と呪いは両面。その力を害するために使うのは、それが運命であった時のみなのだ。彼は、そんな運命を招かない為に飯を作るという。
穏健な先住民たちの兄貴分でもあるラ・イの元には、情報や噂話、そして厄介ごとが持ち込まれることも多い。同じ鍋の飯を食べた友を、分け隔てなく愛する為、それらの解決に奔走するラ・イの背中は、多くを語らずとも、彼の気持ちを代弁しているのだ。
●子飼人としてのラ・イ
・タグ【巨体】
・臨時雇用条件 とくになし
きみは、ラ・イの友であり、「グラミーソルト」の常連客でもある。
ラ・イの協力により、以下の効果を得る。
◆グラミーソルト
雇用した人材に「グラミーソルト」で食事をふるまう。
Coinと引き換えに、以下の効果を得る。
・【力】の増加(2Coin)
人材の【力】を+1する(最大6)
・精神系タグの変更(1Coin)
既に精神系タグを持っている人材のタグを、別の精神系タグに変更する
・肉体系タグの変更(1Coin)
既に肉体系タグを持っている人材のタグを、別の肉体系タグに変更する