朝チュン。
朝チュン。
うわあ!
んんっ……
目を覚ますと隣にはおっぱいが。
じゃなかった、シェリーが寝ている。
服もはだけ、たわわな胸を見え隠れさせていた……。
くー……
そうだ、昨日はラファエルの監視のもとなんとか理性を保ちながら寝れたけど。
今はラファエルの姿も見あたらない。
ごくっ
あきまへん!
王女だよ。
間違いがあったら絶対処刑だ。
んんっ……
拓雄さん……?
シェリーが目を覚ます。
や、やあ
そこへシェリーは僕に抱き着いてきた。
んんっ……
ちょ!
どうやらシェリーは寝ぼけているようだ。
きもちい
や、気持ちいいのは僕のほうでありまして!
シェリーの胸が僕の体に密着する。
僕の手は吸い寄せられるように、シェリーのお尻へ……。
朝からお盛んだね
はわわ……
わっ!!
そこへ獣人族の娘が入ってきた。
……あ、おはよう
シェリーも目を覚ます。
あ、起きたー? にぃちゃんたち、温泉いこーよー
どうもケモ耳っ娘たちは僕らになついてくれているようで、起きるのを待っていてくれたらしい。
村の裏山には天然温泉があるとのこと。
獣人族は夜行性のため、朝にお風呂へ入り、そのあと日中は睡眠をとるのだそうだ。
ちなみにその温泉、発情期以外は混浴らしい。
どどど、どうする?
せっかくだし、入ろっか!
やべー。
王女と混浴。
しかしこの日記、温泉スケベ多いな。
ああ、最初の願いを透明人間になりたいとかにしたほうがよかったかな。
にゃ(またエロキモい顔をしているわね)
そこへラファエルもやってきた。
あ、ラファエル様も……
にゃ(いやよ)
ですよねー
ラファエルは喋らなければ超絶の美人だから、一度は拝んでみたいものだ。
何をって……。
そりゃ天使を神聖に拝むわけで決してエロいことではないですよ。
そして僕らは、子供たちにつれられ、天然温泉へ向かう。
女性陣より一足先に、湯船に浸かる僕。
あったかいんだからあ!
気持ちいいな。
やはり日本人は風呂に限るね。
わーい!
ケモ耳っ娘たちがはしゃいでる。
ころんだら危ないよー
わー! にぃちゃん、粗チンー!
って、おーい! どこで覚えたんだそんな言葉!
安心して下さい、穿いてますよ。
残念ながらここは、水着着用の温泉だったので。
そこへシェリーが入ってくる。
あ、シェリー。気持ちいいよ
ほんとー? 今そっちにいきますわ
ごくり
水着着用でもあの胸はヤバそうだな。
心の準備しとかないと。
って、水着は!?
そこへシェリーがタオル一枚で入ってきた。
え、今の季節はどっちでもいいって書いてあったわよ?
まじですか!
シェリーのたわわな胸が、タオル越しでもわかるほど湯船で揺れている。
拓雄さんも脱ぎましょう! ここは裸の付き合いで
いやいやいやいや! まずいってそれは!
そこへケモ耳っ娘たちも水着で飛び込んでくる。
取り押さえろー!
両腕にしがみかれ身動きがとれない僕。
ちょ! 助けてー!
シェリーが僕の半パンに手をかける。
えいっ!
うわああああ!!
こうして僕のソチンオリンピックが金メダルで終わり、温泉を後にするのであった……。