ついに扉が
開かれてしまった…!
中から現れたのは
異次元の神、スルトウ。
新川シンの身体を乗っ取った!
第16話スタート!
ついに扉が
開かれてしまった…!
中から現れたのは
異次元の神、スルトウ。
新川シンの身体を乗っ取った!
第16話スタート!
シン…。一体どこに行っちまったんだ…
…
…!
鍵が…
ない!!
なんてこった!
もしかして、シンが…
とりあえず、教団本部だ
教団本部
誰かー…、いますかー
…あれ?
いやな予感がする…
入りますよー…?
―――
イーソン卿…!
……!?
死ん…でる
一体何が…
!?
扉が…!
くっ…!
高円寺
…あなたは
なんてことを…。ひどいな…
ここで一体…。何か知ってるんですか?
いや…
そうですか…
だが、こんなことをするのは奴しかいない
奴とは…
スルトウ
スルトウ…?
太古より幾度となく人間界に降りては、破壊の限りを尽くしてきた異次元の住人だ
そんな奴が…
お前がスルトウを止めなければならない
!
それが戸隠の者の運命だ
僕が…
でも戸隠一族は消えたんじゃ…
消えた…?…ああ、まあそうなんだが…。今は一刻を争う。早く奴を追え
奴を追えったって…。どこに行ったかなんて
はっ!
そういえば、シンは…
スルトウは強力な能力者を依代にすることを好む。もしかすると
そんな…!
シン!!
…シン。どこだ…
!?
あれは…!
…シン…なのか?
こちら側も変わったな…。無駄に騒がしい
しかし、壊しがいがある…!
おい!おまえ!
ん…?
スルトウだな…
ほう…。おまえ、能力者だな。…しかも、尋常じゃなく強い
……シンを、どうした…
シン…?…ああ、あの能力者のガキか
悪くない。まあ、少し力強さに欠けるが
じゃあ…やっぱり…
ちょっと身体を借りてるだけさ。
…壊れるまで使わせてもらうつもりだが。
俺は物を“大切に”するんでね。捨てられないタチなんだよ
……シンを返せよ
はあ?
シンを返せよ!!
ははは!お前のもんじゃないだろ?
大切な友達だ!!
友達…?
あ ほ く さ
そんなものなんの役に立つ?少なくとも俺には必要ない
人間なんてどうせすぐ死ぬくせに、友達だとか家族だとか、そんなものとの馴れ合いに時間を割く意味がわからん
化け物に分かってもらえなくたって結構だね
そうかい。そうかい
まあ、俺はもうちょっと遊ぶから、待ってろ
そういう訳にはいかない!
俺はお前を許さない!
ほう…
その頃、
マジガチリアル物理研究所〜
皆さん、お久しぶりです。2話ぶりですね
別に久しぶりじゃないじゃん。昨日も君とは会ったし
博士にじゃないですよ
んじゃ、誰によ?
…
誰でしょう…?
まあいいや。あれから高円寺くんから連絡ないし、なんか平和そうだね
扉の鍵は高円寺さんが持ってる訳で、開く心配はそもそもないですから
そうねー
テレビ、テレビと…
波根有駅前です!
現在、謎の男が、
無差別に通行人を傷つけ、破壊活動をしている模様です!
危険ですので、波根有駅に近寄らないようにして下さい!
あ、男がこちらに…っ!
きゃああああ
なんだこれは…
…あ!博士!あれ
どうした…
あ!高円寺くん!
なんでこんなところに…
まさか…っ
異次元への扉が解放されたんじゃ…
大変だ!!…本気山を降りるぞ!
…え。博士、山降りれたんですか?
そんなこと言っている場合じゃなさそうだからな!
破壊された街で
対峙する高円寺とスルトウ。
そして、この緊急事態に、
ついに本間博士が山を降りる…