ルイスはそう、ヴォルフラムたちに忠告する。
これは全くその通りで、ヴォルフラムたちはつい先日まで、冒険者として活動していたのだ。
何か依頼で迷惑をかけることになっては問題である。
それに、これからの食い扶持の確保というのもあった。
以前は、問題児だったとはいえ、その実力を確かに認める人間がいたからこそ、何とか食べていくことが出来ていた。
しかし今はどうだ。
少女三人で、冒険者などやっていけるのか、そういう話になってしまう可能性も低くない。
ルイスの話は、そういう心配を含めてのものだった。
けれど、そう言った点について、ヴォルフラムたちは意外にも楽観的な様子であった。