武雄

就いたぞ

真守

もう務めることになってない!?

前回までのあらすじ。


俺、マンションの管理人やるかもしれない。

到着したマンションは背景にも見えているあのビル。

っていうかすぐに着いた。

武雄

警備も厳重だから基本的には住人以外は入って来れないようになってる

武雄

ぶっちゃけ、ただ居てくれればそれでいい

それであんな大金を給料でもらえるのであればそれは嬉しい限りだ。
だが、よく考えろ。



そんな上手い話があっていい訳がない。

真守

このオッサン……何か隠してやがる

武雄

まあ入ろうぜ

叔父さんに背中を押され正面のロビーに入っていく。

天井は高くシャンデリアがキラキラ光っている。
床は大理石でピカピカに磨かれて、上から見ると反射して自分の姿が見える。

武雄

マンション内の掃除は月2回、
業者を呼べばいい。
これがその連絡先だ。
だいたい3日前くらいには
連絡を入れてやれ

真守

へえ、思ったよりは色々やらなきゃいけないみたいだな。
まあ、仕事なんだから当たり前か

武雄

それから連中が仕事をしている時は面倒だろうが1時間置きでもいいから
監視にしに行け。
まあ理由はすぐに分かる

真守

何があるんだよ……

叔父さんと俺はロビーの奥に進む。

すると後ろから女子高生が歩いて中に入ってきた。
これからここの管理人をやることになっているんだ。

だから挨拶くらいしないと……

真守

……こんにちは

し、しまった。あまりの美少女っぷりに笑顔が引きつってしまった。
これじゃあまるで変態だ!

あんず

……ども

真守

とてもクールだ!
怖い!最近の若い子って怖い!

武雄

おー、あんず、おかえり

あんず

……武さん。どーもです

武さんってのは叔父さんのこと。
本名は森野武雄。

武雄

相変わらず反応冷たいなー

真守

あんず……?

ん……?


どこかで見たことある顔だと思ったが、


まさか……

真守

叔父さんこの子まさか……あ、あ
アイドルのあんずちゃんなのか!?

真守

て、天職かよぉぉおおお!

あんず

……? 武さんこの人誰?

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