お互いに可愛らしいオレンジのパンプキン柄で装飾された小さな菓子包みを交換する。
トリックオアトリート!
トリックオアトリート!
はい。かぼちゃパイを召し上がれ。
はい。かぼちゃケーキを召し上がれー。
お互いに可愛らしいオレンジのパンプキン柄で装飾された小さな菓子包みを交換する。
うん……今年は当たり年だね。
そうだねー。毎年びみょーに味付け変えてくるからね。
電脳だから毎年同じ味ってわけじゃないのは助かるけど。
時々うん?っていう味付けの時あるよね。
あるある。
特にこういう手作り設定のデータの時。
もしかして一個一個とは言わないけど、ワンシーズンごとの味覚刺激数値を毎回いじってるのかな?
それくらいしててもおかしくないよね。
なんて言ったって人生の1/3は電脳にあるって言ってもおかしくない時代だし。
その維持のために大人の人たちは税金はらってるしねー。
それに、行政の人たちも自分たちで楽しんでるんじゃないかな。
それこそこの時代になかなかできないお祭り騒ぎ、って感じで。
どうだろうねー。意外と毎年大変でひーこらしてるかも。
リナちゃんそっち系の進路目指してみたら?
んー。たしかに面白そうだねぇ。
それも、いいかもね。
じゃあ、おいしいケーキをお願いしまーす。電脳シェフさん。
プログラマでしょー。はいはい、おいしいケーキを作ります。
お嬢様。
あはは。よろしくね。
よかった。マッキー楽しそう。本気で目指してみるのもいいかなぁ、公認プログラマー。