この話は既に終わった
「ヨミキリロワイヤル 短編コンテスト」
の話をしています。

またこの話はむっさんの「修学旅行の怪談話」という作品を読むとより楽しめるかもしれません。

……

むっさんはベッドに入り寝る体制に入っていた。

……ヨミキリかぁ
……そろそろ話考えないとなあ

うーん…
短編だもんなぁ

あーダメだ、眠くなってきた…
明日考えよう…

その時、作者の頭に一つの作品案がひらめいた。

これは…面白いかもしれない!

でも眠いから明日にしよう

面倒くさがり屋の典型である。

次の日の夜中

おーし!
昨日思いついたヨミキリ書くぞー!

七不思議で真面目な怪談書いてるから
ちょっと趣向の違う話も書きたいね

学校の七不思議が真面目な話か
どうかの真実はわからない。

やっぱり怪談と言えば修学旅行だよな
小学校の頃は耳ふさいでたなあ…

しかぁし!この怪談は無問題!
怖い話が苦手な人も読めるをコンセプトに作っていくぜ!

勝手に一人でテンションを上げていく作者。
いつも通りの平常運転である。

三話まで投稿可能だから三人まで話をさせる感じにしようかな

ようし!まずは一人目だ!

これはなあ…
正直むちゃくちゃ怖いよなあ…

トイレからでれない
チャックが下りない
ズボンも下りない

……なんでズボン下りないんだ?

こちらは知る由もない。

まあ、心霊現象ということにしておこう

テレビに引き込んだり、
海で足をつかむ現象があれば、
ズボンが下りなくなる心霊現象もあるよね

絶対にない。

でも、さすがに履いたままは可哀想だな…
なにか解決策は…

……そうだ!
こうズボンのすそから…

自主規制。

いや、できるかどうかわからないからな
トイレ行ってみるか

できたね

最低である。

さてと、そんなこんなで一人目の話が完成か

……二人目以降どうしようか

その後、話が思いつかなかった作者は
数少ない友人の一人に助力を求めた。

そういうわけでストリエってとこで
創作してんだけどさ
なんかいいアイディアない?

たぶんお前が求めてるような
怖い話はないからな

いいよいいよ、
なんか題材になりそうな感じであれば

えー?
そうだなぁ…

バイトの帰り道とかに
なんか無性に後ろに気配を感じるとか?

あと、帰り道によく見てた
猫がいなくなったとか

バイトの帰り道か…
いいね、それ、もらうわ

でも、猫はいいや

あっそう

さてと、書くかなー

昼間にもらったアイディアを元に作者は早速話を作り始めた。

帰り道で心霊現象だと、ただのホラーだからなにかしらマイルドにしないと

しかし怖い感じを残して…
うーん…

まあ、作っていくか

いつものようにノリと思い付きを
駆使する作戦に出ていた。

この背景って夜中だな
でも、高校生って
労働基準法で10時までだった気が…

どうしよう…

そういったところばかり謎の配慮がある。

よし!二人目も完成!

しかし、インパクトは一人目のほうがあるな

さてと!
ではでは三人目の話を…

話を……

作者の表情が徐々に曇りはじめていく。

どんな話にするんだったっけ…

知らん。

なんだっけか…
前に寝る直前に思いついたはずなのに…

あー!
話の候補を考えてたのが仇になるとは思わなかったー!

悩むこと5分。

思い出したあああああああああああ!!!!

でも、こんなに微妙な話だったっけ?

思っていたほど面白くない話と
気付きつつも話を書いていく。

忘れるな

忘れるな

忘れるな

なんだこいつら

自分の出したキャラに悪態を付けながらも
何とか三人目の話も完成させた。

なんかイメージと違ったけど
一応完成はできたかなー

ほんとは予知夢的な感じで
宿題が終わってなかったんだー!
みたいな怖さを出そうと思ったんだけど

まあ、いいか
楽しい夏休みを邪魔されたって言う怖さもあるし

……今気付いたけど、それすげえ怖いな…

オチもだいぶ投げやりだけど
スタンスを崩さずにできたのはよかったかな

よーし、もう一つくらいヨミキリ書くか!

頭の悪い作品をまた一つ完成させ、
友人にネットのアカウントがばれつつも、
むっさんは創作を続けるのであった。

つづく

pagetop