この話はむっさんの「私が勇者とともに旅をする」
という作品を読むと、より楽しめるかもしれません。

魔法使い強いなー

前回に続き、むっさんは勇者たちの決闘を書いていた。

でも、前に出した薬を使って勝つっていうのはやりたかったからね
かっこいいよなこの流れ

やりたいことができてご満悦の様子である。

さてと、次は…

君たちか

うぅ…狩人…
遠い空で見守っていてくれ…

登場もできないまま亡くなったことになっている
かわいそうなキャラである。

さてと、この決闘は女勇者の騎士の圧勝って決まってるからな

問題は戦闘描写か…
剣なんか打ち合いと鍔迫り合いしか知らん…

が、がんばろう、、、

いつになく先の展開に
不安を抱きながらも話を書き始めた。

うらあ!

……っふ!

ふんっ

こいつらおんなじことしか言ってねえ…

大体作者のせいである。

気合の入る掛け声なんてそんなないよなあ
はいやー!とかかっこ悪いし…

難しい…

躍動感のない戦闘描写ながらも、
作者はなんとか3人の戦いに決着をつけることができた。

終わった…
長く苦しい戦いだった…

一番苦しんでいたのはなぜか作者である。

よし…次はいよいよ勇者と女勇者の戦いだ…

勇者同士、自分らの信念ををぶつけ合ってくれ

しかし、作者は気付いていなかった。

この話が勇者の
最大の難所となることを

勇者、あなたは人を殺す覚悟がありますか

今はそんなこと関係ないだろ!

では、平和についてはどのようにお考えですか?

魔王を倒し、人々を魔物の恐怖から救う
それが平和のはずだ

では、その後は?

そのあと?

はい
魔王を倒し、あなたの言う平和が訪れるとしましょう

そのあと、何が起こると思います?

平和になったんだ
みんな幸せに暮らしていくだろ

違いますね

じゃあなんだっていうんだ!

……戦争です

魔物という恐怖がなくなった人は協調というものをなくします

そんなことあるわけないだろ!

あるから言っているんです!

最初の質問です
あなたは人を殺す覚悟がありますか?

人を殺す必要なんてない!

私はありますよ

……!

私の先祖様は闇を払ったと言われています

しかし、その後訪れたはずの平和の中、
人々は戦争を始めました

今も同じです
魔物がいなくなった後、
果たして平和が訪れるでしょうか?

魔王を倒さなければ平和も訪れないんだぞ!

私はそのあとのことを聞いているんです!

……ん?

ここまで書いたところで作者はふと手を止めた。

なんか言ってることむちゃくちゃじゃね?

なんで魔王倒した後のこと話してんだ?

それに戦争の話なんて解決の余地ないだろ

………え
どうしよ…

その後、作者は約1ヶ月悩んだ。

ああ…ダメだ…
なんでこんな話になってしまったんだ…

1か月後も頭を悩ませる作者の姿がそこにはあった。

戦争とか持ち出すからダメなんだよな…
でも、それなしで信念って…

信念……

その時、作者の頭にある案がひらめいた。

女勇者のキャラを変えてしまおう

暴挙である。

かっこよく魔王を倒したいんです!

はい?

来たなっ!

こうして、話の完成とともに
女勇者の知性が失われたのであった。

つづく

女勇者がヒーローになるまで

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