この話は既に終わった
「セカイ系コンテスト」
の話をしています。
この話は既に終わった
「セカイ系コンテスト」
の話をしています。
また、むっさんの
「セカイの終わりの少女を巡って」
という作品を読むとより楽しめるかもしれません。
8月も終わろうとしている夜遅く
むっさんはストリエの画面とにらめっこしていた。
あー、セカイ系コンテスト
始まってから結構たったな
なんか書きたいけど、
世界を終わらせるって意外と難しいな…
バッドエンドしか思いつかない
珍しく真面目な話を書こうと試行錯誤していた。
他の人の作品を参考にしてもいいけど、
確実に引っ張られるしな
とりあえず、コンテストの概要でも見てみるかな
なんかヒントがあるかも
ん?
これは…
作者の目に留まったのは
「授業中に突然敵が教室に入ってきて自分がヒロインを守る」
という文だった。
昔、よく妄想してたな
銃持ったやつらが来たらどう対処するかとか
たしかまず机の影に隠れて、そのあと椅子を投げて威嚇、最後は肉弾戦だったけか
どう考えたって初手で死ぬよなwww
笑い飛ばしながらもザクザクと心に傷を負っている。
とりあえずその手の話にしてみるかな
大まかな方針を決め、早速作成に入った。
まずはルールの「終わりの少女」を
どういう立ち位置にするか…
まあこの子をヒロインとして、
この子を取り合うみたいな感じにするかな
既に学園内に潜り込んできた
勢力がいても面白いか!
よし!
じゃあ主人公だな…誰にしようか…
……また君か
以前カツアゲをされていた不憫な子である。
君には今回ヒーローになってもらおう
そういえば中二病みたいなのも
セカイ系なのかな?
たしかどこかの姫が地の文と会話する痛い子だったような…
その痛い子を生み出したのはこの作者である。
すべてを司る者たちの声が聞こえるのです
姫がなんか言ってるwww
すまし顔でなんか言ってるwww
作者は姫が大好きな様子。
さてと、じゃあそれっぽいキャラを集めて書いていくかなー
姫いじりをノルマのようにこなし、
深夜テンションに任せて作品を書いていった。
………
数分後、
そこには呆然とPCの前に立つむっさんの姿があった。
座ってます
私はなにも知らない。
なんだこれ…まるで意味が分からん…
自分で書いたはずなのに、
展開が目まぐるしく
変わりすぎてついていけない…
読者に配慮がないことがうかがえる。
うん…まあ…
いろいろ言いたいことはあるけど…
もういいや
自分の書いた話が理解できず、
落ち込みかけているむっさんだったが、
翌日、コメントをもらったことで無事に立ち直った。
つづく