過去にジフテルさんたちと何があったのか、
僕はみんなから問い詰められた。
火に油を注ぐと思ったから
話したくなかったんだけど、
あとで話すと言ってしまっている以上、
それはできない。
事実、話を聞いたみんなはさらに憤っていた。
当然、ミューリエたちを説得しようとしても
聞き入れてもらえず。
特にタックやシーラは僕の代わりに
懲らしめてやるなんて言い出す始末だ。
その気持ちは嬉しいんだけど、
しなくてもいい戦いはしてほしくない。
僕は何と言われたって構わないのに……。
――そしてとうとう約束の時間。
僕たちとジフテルさんたちは町外れの墓場で
対峙したのだった。
月明かりの下、
整然と並ぶ墓石が不気味に見える。