この話はむっさんの「モテ期の時間」を読むと、
より楽しめるかもしれません。

この子もいいなぁ…
やっぱかわいい女の子いっぱいだあ

創作意欲の火が少しだけ付いたむっさんは、
ストリエでいろいろな女の子を眺めていた。

このお気に入り機能いいよな
なんか眼鏡の子率が異常に高い気もするけど

うん、次は好きなキャラクターをいっぱい使える話にしようかな

そして連載だ!続き物書くぜよ!

欲望を丸出しにしながら、
むっさんの二作目制作が始まったのだった。

6月6日

時刻は深夜というには少し早い時間だった。

せっかくかわいい女の子がいっぱいいるんだからなー

やっぱり男の理想を叶えてあげたいよね!
お気に入りに眼鏡の子が多いから…

主人公が強大な力を手に入れて、
全ての女の子を眼鏡っ子に変える…

これだな

むっさんの願望と男の理想のすり替えが行われていた。

うん、いい世界だ…
まさに天国だな

あ、この子使いたいけど眼鏡じゃない…

考案からわずか20秒ほどで頓挫になった。

そうか、この子から力を与えてもらえる設定にすればこの子も使えるか

よし、じゃあどんな展開にしようかな

強引に設定を付けたし、登場キャラが決まったところでストーリーを考え始めた。

しかし早くも一つの壁にぶつかる。

どう考えても主人公が袋にされる結末しか思いつかない…

むっさんの話の傾向がうかがえる瞬間だった。

そりゃそうだよな、
無理やり人類の視力落としてるんだもんな…

感謝するのは眼鏡事業の方々ぐらいだろう。

そんな…オレの眼鏡っ子ハーレム計画が
早くも潰えるとは…

やっぱり主人公とヒロインは結ばれてほしいよな…

じゃあ…モテ期、か?

いやでも冴えない主人公が突然モテモテに!
なんて既に出きってる話だよな…
そういう漫画あるし

オリジナリティ…オリジナリティ…

女神ちゃんです!

君だあああああああああああ!!!!

騒々しい。

おっ、挿絵ってこんなのもあるのか

エフェクトっぽいのも使ってみようかな

キャラ、話の本筋も決まり、
勢いに任せて話を書いていく。

女神ちゃん可愛いなあ、
なんかキャラがいまいち安定しないけど

この子がいるとコミカルになるからいいな

登場時の口上がポイントだな、やっぱり

それが重荷になっていくことに、まだむっさんは気付いていない。

つづく

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