鉄は熱いうちにうて。というわけで第5回開始。

 さて前回に続き黒板をテーマにしようと思う。今日のテーマは黒板に書くものについてだ。

 普通の黒板だとチョーク、ホワイトボードだとマーカーを使っていますね。

 そうだね。製作者を調べたいけど今回も調べるのが難しそうなので質問を変えていこうと思う。
 お題① 一般的なチョークって何で出来ているの?
 お題② チョークの原料はだいたいどのぐらい前の地層から出てくるの?
 お題③ チョークメーカーで有名なところは?
 お題④ チョークの材料として近年注目されている素材は?
 マーカーについても調べたいが思ったより情報が少なそうだからチョークについてで行こうと思う。

 はーい。調べまーす。

1時間後

 とりあえず調べてみました。

 じゃあまずチョークは何で出来てるのか教えてもらおう。

 ①ですね。主な原料は石灰石だということがわかりました。ちなみに日本の石灰石の自給率は100%と言われています。日本は資源が少ない国ですが、その中で貴重な安定供給ができる資源なので作る側にも都合が良かったのかもしれません。

 ただ、石灰石には健康被害の問題なんかもあって必ずしも良いことばかりではないようだね。まあこれがどうやら④につながるみたいなんだけど。

 じゃあ次にチョークの原料が出てくる地層について答えてくれるかな?

 ②ですね。どうやら恐竜がいた1億4000万年前~6400万年前の地層から出てくるようです。ちなみにこの時期のことを白亜紀というのですが、この石灰石の別名が名前の由来のようです。

 よく調べたな。ちなみに脇道にそれるけど石灰石は水酸化カルシウムという物質と二酸化炭素で構成されている。塩酸をかけて溶かしたりして二酸化炭素が発生させる実験なんかもあるようだね。PHでいうとアルカリ性の性質も持っている。

 じゃあ次にチョークで有名なメーカーについて教えて。

 ③ですね。日本理化学工業という会社が有名です。ちなみにこの会社は障害者を積極的に雇い入れている会社としても有名ですね。

 前回に挙げた馬印というメーカーでもチョークを作っているようだね。

 じゃあ最後の質問。近年チョークの材質として注目されている素材は?

 ④ですね。どうやら帆立貝の貝殻をチョークに混ぜるという試みがなされているようです。主に北海道などでは帆立貝を取ったあとの貝殻を廃棄処分しなければならないのですがこれを資源に利用できないかと考えたようです。

 さっき石灰石の健康被害に触れたけど帆立貝なら健康被害を抑えられるという狙いもあるようだ。実際肺を患う学校教師というのは少なくなかったらしい。ただ、どうやらどっちか片方で作るのではなく正しく混ぜることが重要なようだ。この辺を詳しく知りたければ日本理化学工業とかに問い合わせれば教えてくれるかもね。

 まあだいたいこんな感じか。本当はもっと調べたいこともあるんだけどなかなか表面化しないことも多いから難しいところだね。今回はよく調べてたと思うよ。

 いつもこんな感じだといいんですけどなかなか難しいんですよね。

 じゃあ次回は黒板を消すものや他に地味に便利な発明について調べていこうと思う。とりあえず今日はお疲れ様。

 お疲れ様でした。

 とりあえず無難に終わったようだ。でも次はどうなるのだろうか?

第5話 黒板の歴史 チョーク編

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