To be continued
あなたの妻の名前は如月やよい。あなたは結婚してすぐに彼女を事故で亡くすのよ。
えっ・・・そうだったのか・・・
そしてあなたは、頭がおかしくなってしまうの。妻を蘇らせようとして、クローン技術の研究に没頭するようになるわ。
妻のクローンを作ろうとしていたのに、それがなぜアインシュタインのクローンを作ることに変わってしまうんだい?
あなたが研究を私的な事に利用するのを、上層部は許さなかったのよ。そこで取引が持ちかけられたわ。
上層部は、アインシュタインのクローンをあなたに作らせた。それと引き換えに、妻のクローンを作る事を許可したのよ。
なるほど。そうして世界が狂いだすのか・・・
そうよ。この事実を知ってもまだあなたは、クローンに手を染めないと約束できる?
・・・
無理かもしれない。今の僕には分からないけれど、大事な人を失ったらおかしくなってしまうかもしれない。なんだか自信がなくなったよ。
そうでしょうね。未来はそう簡単には変わらないわ。たぶんこのまま放置すれば、未来は以前とほぼ変わりなく進む。つまり人工知能による統治社会へと進むのよ。
・・・。
僕を殺してもいいよ。
本気かよ?シュン?
うん。だってこのままじゃ世界は大変な事になってしまうんだろ?僕ばかり我侭は言えないよ。
でも出来れば僕にも生きる可能性を残して欲しい。
どういう事だ?
ここで僕が戦いに勝ったら、僕にも生きるチャンスを与えて欲しい。
俺と戦うのか?
ああ。最後を迎えるのなら、トウヤの手でやってくれ!
ちょっと二人とも親友でしょ?いいの?
親友だからこそだ!
ああ。最後の決着をつけようか!
To be continued