あの人を愛することは行き止まりの道を新車のマセラティで走ることみたい
風のように速く、罪深いほど情熱的で、でも突然終わってしまう
あの人を愛することは
バンジージャンプの台から飛びおりながら後悔してしまうような感じ
秋の色みたいに輝くの
何もかもが消えてしまう前に
あの人を失うのは青色、見たこともないような
あの人を恋しむ思いは暗い灰色、ひとりぼっちで
あの人を忘れることはまるで、出会ったことのない人を知ろうとする感じ
でもあの人を愛する気持ちは赤色
赤色だった
あの人に触れること、それは欲しかったものが全て目の前にあったと気づくような気持ち
あの人を覚えることは大好きな昔の曲の歌詞を覚えるくらい簡単なこと
あの人と喧嘩することはクロスワードパズルを解いてから正しい答えなんかないって気付いた時みたい
あの人について後悔すること、それは愛情の強さなんて知らなければよかったのにという願いのよう
こだまのように彼の思い出がフラッシュバックする
自分自身に言い聞かせるの
時間だから、もう行くねと
でも彼を忘れることなんてできない
いつだって思い出してしまうの
あの燃えるような赤を
あの人を失うのは青色、見たこともないような
あの人を恋しむ思いは暗い灰色、ひとりぼっちで
あの人を忘れることはまるで、出会ったことのない人を知ろうとする感じ
でもあの人を愛する気持ちは赤色
そう、赤色だった
ずっと頭の中には彼のことが駆け巡ってるの
赤い色が私のなかに戻ってきてしまう…
His love was like driving a new Maserati down a dead end street…